2000-01太田英章ガバナー年度のRI第2670地区大会が、2001年5月26日~27日高松市玉藻町の県民ホールおよび全日空ホテルクレメントで開催され、地区大会記念事業として「サンポート高松」に太陽電池式時計塔1基を寄贈しました。
香川県と高松市は、四国の中枢都市高松に相応しい都市拠点を創造するため「瀬戸の都・高松-21世紀の城(新玉藻城)づくり」を目指し、かねて高松港頭地区を“サンポート高松”として新しく生まれ変わらせる都市開発整備事業を行っています。
地区大会はその中核施設として建設された全日空ホテルクレメント高松を会場として開催され記念として、「サンポート高松」太陽電池式時計塔1基を寄贈させて頂くこととしました。
太陽電池式時計塔は、三面式で「サンポート高松」の港湾施設に面して設けられた緑地帯のハーバープロムナード内に設置し、ここを出入りする多くの人々に多方向から時を報せております。
瀬戸の都を目指して香川県や高松市などが整備を進めている「サンポート高松」には欧州のターミナルをイメージしたJR高松駅の新駅舎、高松港旅客ターミナルビル、高松駅前広場などが2001年5月13日(日)にオープンしました。
そしてJR高松駅の新駅舎コンコースには、世界的な彫刻家、流政之氏が新駅舎のシンボルとしてモニュメント「DAITEMMAI(だいてんまい)」がお目見えしました。
「DAITEMMAI」は、高松市内の7ロータリークラブ(高松、高松南、高松東、高松西、高松北、高松中央、高松グリーン)が寄贈、除幕式には7ロータリークラブの代表や真鍋武紀香川県知事、増田昌三高松市長、梅原利之JR四国社長らが出席しました。
「DAITEMMAI」は、讃岐弁で「抱きしめて」という意味で人間が向き合う姿をモチーフに制作されました。
コールテン鋼製、高さ約5.6メートル、幅約4.7メートル、奥行き約1.9メートルのモニュメントはバリアフリー構造のJR高松駅舎のシンボルとして高松を訪れる旅行客らに親しまれる存在となっています。
旧JR高松駅前の待ちあわせ場所として、乗降客に親しまれた「花時計」は、サンポート高松地区の整備でJR高松駅の移転に伴い姿を消しましたが、徳島県池田町の三好高等学校で元気に第二の人生を送っているのを、2001年9月末、当クラブのメンバーが訪れて確認しました。
旧JR高松駅前の花時計は、高松南ロータリクラブ「創立40周年記念誌」によると、昭和35年(1960)4月1日に寄贈し、除幕式が行われています。高松南ロータリクラブと高松ロータリークラブの共同事業で、「国鉄高松駅前花時計及び4つのテスト記念碑寄贈と記されています。
当時の会長は真鍋和之助氏、幹事は木村寿雄氏。奇しくもこの年の夏にはあの北欧風の美しい高松駅が炎上し焼失しています。
新花時計は三好高校の校門を入った右手に平成10年に作られました。旧JR高松駅前花時計からは心臓部の機械類、針などが移設され、縦5メートル、横7メートルの楕円のなかにピンコロ石で四国の形をモチーフに、“天高く飛翔する若人”をイメージして制作されました。
三好高校を訪ねたのは、多田哲男会長、田中弘之幹事、雑誌委員会の喜多克之委員長、三枝洋明副委員長の4人、南信義校長がわざわざ出迎えてくれ懇切丁寧に案内をして下さいました。
丁度花の少ない季節でしたが、三好高校は緑の環境教育に力を入れている農業科を持つ県立高校で、季節の花を中心に時計を彩る花の管理は生徒中心に行われているということです。花の美しい季節に一度訪れてみては如何でしょう!JR箸蔵駅から南へ徒歩5分です。