3月3日客話「平賀源内と平賀源内先生顕彰会の歩み」
源内記念館 館長 砂 山 長 三 郎 氏
さぬき市志度生まれの、本草学者、蘭学者、発明家、芸術家・・・。さまざまなジャンルで才能を発揮した江戸時代の奇才・平賀源内を知り、理解し、広げていただきたい。香川で思っている以上に全国的に知られています。新聞社の調査でも日本の科学者知名度第3位です。平賀源内アクセス87万件以上です。ただ、香川の人であると余り知られていません。
ここで、平賀源内先生顕彰会の歩みを振り返ってみると、決して平坦な道ではなかった。昭和4年東京で立ち上げた顕彰会は4事業をもって昭和9年に志度町に引き継ぎ顕彰会は解散した。その後昭和35年に顕彰会を再発足させた。平成元年の「志度源内まつり」を契機に平成12年のシンポジウム開催から平成16年の「平賀源内とさぬき文化振興の基本構想」「同基本計画」策定委員会までこぎつけたが、市町村合併等の事情で同委員会の休止に追い込まれ顕彰会の歩みも遅々とするも平成20年募金活動を開始し、平成21年3月22日の平賀源内記念館開館にこぎつけた。今後も香川が誇る多才な足跡を全国に発信した平賀源内先生を顕彰し続けたい。皆さんのご協力をお願いしたい。
3月10日卓話「世界理解月間に因んで」
豊 田 章 二 パストガバナー
前回(2月10日)に続いて「世界理解月間に因んで」日韓親善会議(9月4日~5日)、日台親善会議(10月10日)の様子を、スライドを交えて説明します。
第10回日韓親善会議はソウルで開催、1400名(日本側700名)参加の盛大な実り多い会議でした。会議終了後、李東建RI直前会長ご夫妻と彼の故郷である慶州良洞村3日間の旅をし、心からのもてなしをうけ、感謝いっぱいです。
第2回日台親善会議は太田PG夫妻とともに出席しました。風光明媚な日月潭で開催。日台双方450名参加の会議でした。朱秋龍PG(昨年の四国地区大会でRI会長代理としてご出席)の案内で彼の経営する会社や竹南ロータリークラブ等を訪問、自宅での盛大な歓迎会の開催等深い感銘をうけました。
私の国際理解のはじまりは、今から25年前の1984年です。「相手の立場にたって考える」「言葉は二の次」「心は必ず通じる」を心がけ、おかげで世界中の友人・知人がたくさんできました。皆さんも是非挑戦されてはどうですか。「世界はかわります」「夢を実現できる」と思います。
3月17日卓話「香川大学ロータアクトクラブ活動報告」
ロータアクト委員会 上 村 光 男 委員長
ロータアクトクラブ(RAC)について、2670地区には19提唱ロータリークラブがあり、四国4県で9アクトクラブがあります。総会員数210名のうち香大RACが91名と大勢の会員で重責を担っています。
主な活動は、毎月2回の例会、会長・幹事会、地区内交流会、地区大会、社会奉仕活動、清掃奉仕活動、研修会及びスポーツ大会等と多岐にわたっています。そして、3月13日を中心に世界ロータアクト週間として活動しています。6名の正副会長、幹事、会計と各委員長がリーダーの役割と責任を自覚し、私たちの期待以上に責務を果たしています。
香大RACのメンバーはこれらの活動の積み重ねと多くの出会いを通じて、必ず有益な社会人になると確信しています。その裏打ちとしてとともに提唱高松南ロータリークラブとの関わり指導の重要性を感じます。
3月24日卓話「“水”のはなし」
篠 田 日 出 海 会 員
地球は表面の71%が水で覆われた、“水”の惑星です。水の素「雨」の年間降水量は、世界平均が973mmの中で日本は1,714mmで、非常に降水量が多く、水に恵まれた水田文化・瑞穂の国です。
「牛丼1杯つくるのに水はどのくらいいるの?」1杯の牛丼には、牛肉や米、玉ネギの食材生産に合計1,887ℓ(ペットボトル1,000本分)の水が使用されている。牛の飼料には大量の水が必要で、牛肉1kgの生産に水約20m3が使用される。農畜産物を輸入することは、栽培に要した水を輸入するのと同じ事で“バーチャルウオーター貿易(仮想水貿易)”と呼ばれ、日本の農畜産物輸入は、国内の年間総使用水量に匹敵する大量の仮想水を輸入していることにもなります。
『ロータリーの友』(平成21年11月号)の特集記事で、水・トイレ・衛生設備の総合的なアプローチにより、途上国の数十億人が直面する問題を解決することが出来るとしている。そのアプローチには、ロータリアンの社会奉仕による啓蒙や資金面等の支援が必要で、「毎年あなたも100ドルを」と、呼びかけています。
生命と密接な関係にある“水”。日々の生活で、水資源を大事に使い、衛生的で安全な社会を持続的に築いていくことが、未来永劫の幸せに連なるでしょう。
3月31日卓話「桜花爛漫を前にして一指しの舞」
増尾茂之会員
胡蝶が長い冬を耐えて、やっと生まれたときはすでに遅く梅は散っている。
梅と戯れることのできない面をとかく強調される胡蝶を、春に花から花へと日々めぐり飛ぶ特に爛漫たる桜花と戯れる胡蝶を舞いました.
右の写真は熊野(ゆや)です。