週報2011年6月

61日卓話「桜満開の京都満喫の旅」 

太田パストガバナー 他

最初に427日のクラブ創立記念日をふりかえって設立当初から今日までの思い出深き出来事を教訓をまじえたお話をうかがった。

次に4910日の京都の文化にふれる旅についての話があった。特に観光案内書にないところで歴史の重みと当時の一般庶民の地獄・極楽への信仰、また屋島に縁のふかい那須与一の墓等あるいはお茶屋あそびのルールについてふれる機会をえた喜びを語られた。

後、思いで深き写真の数々を供覧した。

 

6月8日客話「菅原道真も赴任した讃岐国府の時代」

 

香川県埋蔵文化財センター 所長 藤好史郎氏

客話中の県埋蔵文化財センター藤好所長
客話中の県埋蔵文化財センター藤好所長

 大化の改新後に確立した律令制度で諸国におかれた政庁である国府のうち、所在が特定されているのは少ないのが実情です。ここ香川においても、讃岐国府政庁跡は未だ所在不明です。平安時代に著された倭名類抄(わみょうるいじゅしょう)には「国府は綾郡にあり」とあり、仁和2(886)年から4年間、讃岐国司に任ぜられた菅原道真公の菅家文草に「開法寺中暁の鐘に驚く、開法寺は府衙の西に在り」と記述があることから、国府推定地を、坂出市府中町本村地区を中心とした地域で、同地で開法寺池と呼ばれている池の東方から塔跡が発見され、開法寺の調査は大きく進展しています。

 埋蔵文化財センターでは、讃岐国府の位置と構造を明らかにするために、「讃岐国府跡探索事業」を平成21年からはじめました。埋蔵文化財を活用し地域住民や広く県民(ボランティア)とともに地域活動を実施し、その成果とともに取り組み自体の面白さを発信し、県外とも交流を行い、地域の活性化を図ることが目的の事業です。事業内容は、所在地を含め讃岐国府の実態に迫る調査研究をボランティアとともに実施すると伴に、著名な菅原道真公が讃岐国司として執務したことから、政庁跡の解明を「菅原道真」を探ることとして注目度を上げ、菅原道真公ゆかりの地域との交流を行い、成果や取り組みを全国に発信する事業です。ご協力ください。

6月15日客話 

「高松市の新しいまちづくり~創造性豊かな海園・田園・人間都市へ~」

                              高松市長 大西秀人氏 

 高松市の新しいまちづくりは、主体は市民=人間中心で、人口減少・少子高齢化を前提にしたコンパクトで持続可能な施策の中で、文化があふれ、人・まち共に活力に満ちた、光輝くまちの実現を目指します。その高松市の身丈にあった規模にむけた行政改革を進めます。

 主要なプロジェクトとして、市民主体のまちづくりとして自治運営の基本(情報共有・参画・協働の3原則)を条例に掲げます。自治と協働の基本方針は地域の特性を生かし多様な主体が参画・協働するまちづくりが目指すべき理想像です。中心市街地の活性化の基本方針は、商業・サービスの高度化、回遊したくなる中心市街地づくり、そして定住人口の増加です。並行して多核連携型コンパクト・エコシティの推進(本年4月13日客話参照)は、人が行きかい賑わいあふれるまちづくりであり、将来的に発展を支える基盤の形成につながります。広域拠点のあり方として、都心部と島嶼部の相互補完による瀬戸内スタイル生活圏の形成とウォーターフロントにおける魅力ある空間づくりによるONLY ONEの都市をすすめる海園都市構想です。また、島・街・里が織りなす重層的なネットワークに支えられた創造性豊かな中核・生活交流圏を目指し、創造性豊かな海園・田園・人間都市づくり、そして安全で安心して健やかに暮らし続けられる地域づくりは瀬戸・高松広域定住自立圏共生ビジョンの策定です。これら各種施策の推進に全力を傾注し、高松市の更なる飛躍発展を図ります。今後とも市政にご協力ください。

高松市をあつく語る大西市長
高松市をあつく語る大西市長

   6月22日    第7回 ク ラ ブ 協 議 会 開 催 

          5大奉仕委員長より報告がありました。

篠田次期幹事の司会で開催。①クラブ奉仕委員会 詫間委員長 ②職業奉仕委員会 木田委員長 ③社会奉仕委員会 多田委員長 ④新世代奉仕委員会 佃委員長 ⑤国際奉仕委員会 堀委員長等より、今期の活動報告があった。

2011-2012年度RI2670地区香川第1分区・第2分区合同

インターシティー・ミーティング(IM)打ち合わせ会

 

テーマ 瀬戸内海のルネッサンスに向けて ―アートによる地域再発見―

 

 例会終了後、打ち合わせ会をもちました。

来年2月18日(土)午後1時より、綾歌総合文化会館「アイレックス」で開催のインターシティー・ミーティング(IM)は丸亀RCと当高松南RCがホストクラブとなり開催されます。全会員の登録になっています。今から日程調整をすすめてください。

来年2月のインターシティー・ミーティング(IM)の成功にむけて、全会員に役割を担っていただき、力をあわせて推進していきましょう。

詳細は2010-2011年度6月号特報をご覧ください。

 

6月29日(水) 2010-11年度最終夜間例会

退任の挨拶

2010-11年度 会長 田中弘之

 昨年の6月に第2回クラブ協議会を開催して本年度会長としてスタート致しました。同時期に菅内閣がスタートしております。菅総理とは同期ですので親しみを感じておりました。

 菅さんはすでに退陣を表明しておりますが、未だに頑張っておられます。私は今日の日を迎えるのに4年間かかったように思います。ご承知のように私は豊田ガバナーのもとで代表幹事を務めました。2007年に次期代表幹事、2008年に代表幹事を、2009年に副会長、そして2010年7月から今日まで会長を務めさして頂きました。4年間に渡り皆様にご理解ご協力を頂き、誠に有り難うございました。

 私が会長として今日を迎えられたのは、上村幹事のお陰だと思っております。上村幹事がいなければ、私はこうして会長としてはおられませんでした。

 ご承知のように幹事候補の会員が退会した為にその後に幹事をお引き受け頂きました。上村さん御自身も何かと大変な時だったそうです。次期幹事の期間が短く、幹事になられても大変ご苦労されたと思います。私はすべて上村幹事を通して、お任せできるものはすべてお任せしました。実によくしていただきました。心より感謝しております。

 一年前会長を引き受けるに当たり、先輩の会長である石川先生と三宅先生のお考えを大切に引き継がして頂きました。石川先生の「不易流行」、三宅先生の「会員相互理解と親睦はロータリー活動の源」この二つのお考えです。ロータリー活動の目的は親睦です。そしてより活動を活性化するために続ける行事と新しく始める行事に分けました。その上で地区の方針「ロータリーの基本に帰えろう」を軸にし、本年度の特徴ある活動をして参りました。

 本年度活動の最も大きな特徴は

 ①ご家族と供に親睦を深める事の出来るプログラムを多くしたことです。ミケイラの夏の家族会、瀬戸内国際芸術際での女木島・男木島の見学、クリスマス家族会、沖縄訪問、京都旅行などです。

 ②例会場を変更して外に出ました。センチュリーホテル、ミケイラ、女木島、鎌田会員の住友生命保険株式会社、掬月亭での例会です。

 ③那覇南RCと伊賀上野RCと友好関係を深めると共に西嶋八兵衛と鎌倉芳太郎の顕彰も行いました。

 ④東日本大震災が発生し、会員の皆様に最大限の義援金の協力を頂きました。

今期すべての活動に於いて5大奉仕委員長、各委員長・会員の皆様にご理解ご協力頂きました。心より御礼申し上げます。私にとっても会長として二度と経験できない貴重な一年間であったと思います。この一年間会長として「会員の皆様にとって、ロータリー活動が楽しくそして有意義であること」を一番に考えて参りましたが、振り返ってみると皆様に支えて頂いて一番楽しく有意義な一年であったのは私であった様にと思います。本当に有り難うございました。

 このすばらしい経験と学びをこれからのロータリー活動に役立てると共に私の人生に生かしてゆきたいと思います。

 次期の会長・幹事は詫間会長と篠田幹事です。最も優秀で最も力のある会長・幹事さんです。活躍を期待しております。私も理事の一人として微力ながら尽くしたいと思います。

今日までの会員の皆様のご支援、ご協力に心より感謝を申し上げて退任のご挨拶と致します。

Club Banner
Club Banner

 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

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