9月17日第11回例会です。今日は白露末候「玄鳥去る(つばめさる)」春先に日本列島にやって来たツバメが南に帰るころをいいます。暦の上では正に深まりゆく秋です。朝晩はだいぶすごしやすくなりましたが,日中はまだまだの残暑です。体調を崩されることなくお気をつけください。
先週の例会はガバナー訪問例会で,バタバタしく終わってしまいましたが多くのご出席をいただきました。わたしたちのクラブに言いえて妙は,木造建築における「木は生育の方位のままに使え」即ち伐採前 日光に当たってない部分が 建立後 日光に当たると木は弱る,と言います。このとおりで,古代建築は強い。さらに「木は寸法で組まず木の癖を組め」が加わり,五重塔は地震による倒壊記録が無い,ということです。クラブ運営にこころしたいものです。
本日の卓話は近藤厚志会員による「短期交換留学生のホームスティ受け入れ体験の報告」です。ロータリーの奉仕の心を理解し実践する体験報告です。近藤さんご家族には感謝申し上げつつ卓話を聞かせていただきます。ありがとうございます。
皆さん方とともにこれからも,会員増強と魅力ある例会に智恵を出し合いたいものです。よろしくお願いします。
ありがとうございます。
このたび,我が家では,交換留学生を受け入れました。この受け入れにあたっては,当クラブの新しい執行部体制での会議において,交換留学生の受入れホスト先がなかなか見つからないという経緯がありました。「各クラブで分担しているから,南ロータリークラブとしても断れない」沈滞気味の雰囲気の中,私は,その場で家にいる妻にさっそく電話しました。私「ホームスティの話があるんだけど,我が家で受け入れる?」 妻「ええよ」。これで受け入れが決まりました。
この話をすると多くの方の問いかけは「英語は大丈夫なの?」もちろん答えは「NO」です。あえて言うならば私も妻も英文法無視の中学生の英単語を羅列するレベルです。今考えれば,それほど熟考しないままの受入れの承諾は無謀だったかもしれません。
この話をすると多くの方の問いかけは「英語は大丈夫なの?」もちろん答えは「NO」です。あえて言うならば私も妻も英文法無視の中学生の英単語を羅列するレベルです。今考えれば,それほど熟考しないままの受入れの承諾は無謀だったかもしれません。
さて,交換留学生を受け入れるにあたり事前にガバナー事務局より説明会会場にて「ホストファミリーのしおり」を頂きました。そこには交換留学生の受入れの要綱及び留意事項について細かく丁寧な説明がなされていました。しかし,このしおりのページをめくる程に私はホストファミリーを承諾したことについて後悔をしはじめました。しかし,皆さんに受けの意思表明をした以上断るわけにもいきませんでした。ついには,「相手は18歳。どんな体験も人生の糧にできる年齢ではないか。それならいっそカルチャーショックを与えることさえも異国での生活体験としては意味をもつのでは」と,英語ができないことからの不安を棚上げにして,至極もっともらしい自分なりの覚悟を持つに至りました。
さて,このようにして,平成26年7月3日から7日までの間,4泊5日でアメリカのニュージャージー州より18歳の女子を2名受け入れることになりました。2人とも,将来の夢は,医者になることです。私は,坂出のホテルに,彼女らを迎えに行った後,我が家に案内しました。我が家は,和風建築です。私たち夫婦は,彼女らを直島観光に案内し,うどんをご馳走しました。そして,夜には花火をしました。また,高松市内の丸亀町商店街を自由行動として楽しんでもらいました。さらに,日本のコインランドリーや電気店に案内しました。彼女らは,電気店において,マッサージ器に喜んでいました。また,別の日には,海水浴も楽しんでもらいました。夜には,我が家で焼肉もしました。
この文中では言い尽くせないエピソードが沢山あります。そして私たち夫婦にとっては,今も交換留学生の受入れはとても良い今年のひと夏の思いでとして心に残っています。それでは,彼女らにとってはどうだったのでしょうか?彼女らが旅立つ最後の日に手渡してくれた手紙には私たち夫婦に理解しやすい英語で感謝の意が綴られていました。今になって滞在中の彼女たちの写真の1枚1枚を見るとき,私にはその屈託のない笑顔は日本滞在を心から楽しんでいる本物の笑顔であると感じ取れます。近い将来,彼女らにとってこの夏の日本での経験が親日家の萌芽となってくれることを願ってやみません。サンキュー。