4日(土)は暦の上では立春です。
新聞では蠟梅が咲き始めたとの報道写真が出ていました。栗林公園は、今月は梅が見頃と発表されています。 春が感じられる気配ですが、日本海側は豪雪で大変です。
2060年に日本の人口が8600万人にまで減少するとの推計が公表されていました。藤田会員のお話では、最近の若い人は結婚願望・子育て願望が薄いとのことでした。
香川分区の懇親ゴルフ会で山を歩いて気付いたことですが、松くい虫にかかって枯れる寸前の松は、松ぼっくりを枝一杯付けていました。寿命が尽きる前に残った体力を使い切って子孫を残そうとしているように見えます。それと比べて元気な松の木には松ぼっくりはまばらにしか付いていません。
植木にも肥やしをたっぷり与えて大事に育てると植木自体は大きくなるが、花をあまり付けず、実も結びません。それと同じで、自分の安全と豊かな生活が確保されると、子孫を残さなければという本能が抑制されるのではと感じます。
日本の少子化傾向に自然の摂理を見るようです。少し危機感を感じる方が子孫を残そうとする本能が働くのかもしれません。人口減少は日本が豊かになった結果なのかもしれません。
元米山記念奨学生 許 俊彦
元ロータリー米山記念奨学生の許俊彦(キョ・シュンゲン)です。本日は高松南ロータリークラブの例会にご招待いただきありがとうございます。
実はここ何日間ずっと眠れませんでした。というのもスピーチを頼まれたときは、僕にできることなら何でもしますと応えてしまったものの、後になって専門分野でもない僕に「民族のアイデンティティ」といった大きなタイトルでいったいどれくらい話せるのだろうと不安が募ってきたのです。でも少数民族として生きてきたからこそ、見えてくるものもあるのではないかと思い、実際に体験したことや感じたことをお話したいと思います。
まず中国の民族構成ですが、少数民族は大体国境地帯に分かれて住んでいます。中国は漢民族のほかに55の少数民族があり全部で56の民族で成り立っています。
人口構成で見ますと55の少数民族全部で全人口の8%しかありません。つまり漢民族1つだけで92%を占めています。一方面積比は少数民族が全中国のおよそ64%と半分以上を占め、漢民族は36%位しかありません。
私は朝鮮族ですが、モンゴル、新疆、チベットなど少数民族と漢民族とのアンバランスがあるからこそ中国はずっと前から漢民族を少数民族地域に送り出す政策をしています。
この人口と面積とのアンバランスだけ見ても中国で少数民族のデモが絶えず起こり、また中国政府は何があっても少数民族の独立を許さないのかお分かりになると思います。
こうした状況で中国政府がどういった国のアイデンティティを目指しているかというと、憲法上で「中国には56の民族があり、全部中華民族で成り立っている。みんな中華民族の一員だから、56の民族はみな平等である」と決めています。みんな中華民族としてプライドを持って生きてゆこうという考え方がありますが、良い面も悪い面もあります。
まず良い面は、56の民族のアイデンティティを認めた上で平等ということです。どこにいても私は朝鮮族だとかモンゴル族だとプライド持って言うことが出来ます。
国境地帯に居ますから、周辺の国々と貿易をする時は必ず少数民族の仕事が一杯あり、仕事上で少数民族を差別することはありません。
一方デメリットは面積と人口のアンバランスのほかに経済的に凄く差があり、本当の意味での平等が存在するかという疑問点があります。
全てを中華民族という単語で治めようとする、つまり個々のアイデンティティよりも「我々は全てにおいてひとつだ」ということを強調する所があります。
例えば上海の大学でのスピーチコンテストで「私の母国語は韓国語・ハングルです」と言った途端、先生から「それは違う。あなたは中華民族だから中国語こそあなたの母国語だ」と言われたことがあります。どうしても独自性を強調すれば否定されるところがあります。全てをひとつに治めようとしているために、個々の少数民族が何千年も築いてきた歴史や文化・民俗など全てが中華民族の歴史になってしまいます。
ジンギスカンのモンゴル国はモンゴル人が築いた文化であり、誇るべき内容であると思いますが、中国ではモンゴルを含めた全てを中国人がやってきたということになって、モンゴルという国自体を中国のものだと考える傾向があって、そのことを悲しく思います。
今、朝鮮半島には韓国と北朝鮮という国が存在していて朝鮮族だけをみても、朝鮮半島に7千万人の朝鮮民族が住んでいます。中国に住む朝鮮族は200万人程度にも関わらず朝鮮民族の歴史・王朝、文化、歌など全部中国の文化とする動きがあって、韓国がいつも反発しています。周辺の国々と常にトラブルがあるのも事実です。
中華民族はひとつという体面を認めた上で中国人として生きるのであれば、本当に平等であるといえますし差別はありません。この概念を少しでも外して強調したらすぐ否定されます。
こうしたことを踏まえて少し日本のことをお話ししますと、日本は単一民族といわれるが、実際は在日外国人など一種の少数民族が沢山います。
中国は少数民族を一つに治めようとしているに対して、日本は全く逆に在日などを必ず外国人という風に必要以上に壁を作ってしまう傾向があります。こうした中国と日本の少数民族に対する考え方を少しでも中和できたら平和的な社会になるのではないかと思っています。
民族のアイデンティティに関しては次の2点を原則に考えています。
まずアイデンティティは多様性を持っており、日本人でなければ日本人ではない、在日外国人は在日、日本人だけを誇りに思う人も居れば、韓国人だけを思う韓国人も居ます。そして両方の考え方を持っている人も居ます。これら一つずつが正しいというのではなく全てが尊重されるべきアイデンティティであるということです。
今ひとつは国の上に民族という概念があって、民族の上に宗教の概念が有った方が良いのではないかと思います。宗教は無宗教の人も居ますから価値観と言い換えますと、つまり国が違っても民族が同じであれば仲良くできるし、国が違っても価値観が同じであればもっと平和的な社会になれると思います。
その人が今何を考え、どの様な考え方を持っているのかを尊重したらいいと思います。今の中国はこの方向が完全に逆になっています。宗教などは迷信に過ぎない、その上に民族がある。すべてが中華民族でみな中国のためにがんばろうといった構造になっているのです。
出身がどの国かではなく、個人がどのような価値観を持っているか、価値観やアイデンティティは永遠に一つだけが正しいではなく、多様性を認めることに民主と自由、平等があるというのが、今日の私の話しのポイントです。
これでスピーチを終わりますが、中国や韓国では先週が旧正月でした。折角ですので新年の挨拶をさせて頂きます。日本では「明けましておめでとうございます」といいますが、中国や韓国での最近の流行は「大金持ちになって下さい」となっています。
「新年はビジネスをもっと成功させ、大金持ちになってロータリー活動に貢献して下さい」。
ご静聴ありがとうございました。
来週土曜はいよいよIMです。多くの皆様のご出席のお返事をいただきまして有難うございます。成功しますよう当日のご協力お願いします。
今月は世界理解月間です。世界にはまだまだ色々な深刻な問題が続いていますそのひとつが対人地雷です。カンボジア等の地雷除去に協力しているクラブの記事が、ロータリーの友誌に以前出ていました。建設機械に除去装置を付けてボランティアで除去している土建屋さんの話も有りました。
現役時代除去に携わった自衛隊のOBの方々がNGOを結成してボランティアで再度除去に赴くとのこと。そのような人々の努力で年間5万個程が除去されているとのことです。
しかし世界中で埋められている数は7000万個とも言われ、オタワ条約非加盟国の地雷保有数は1億6000万個と膨大です。今でも中国、ロシア、フランス等で輸出産業として大量生産され、1個300円で売られている悲しい現実が有ります。危険が伴うので、ロータリーとしては間接的な支援にならざるを得ないでしょうが、少しでも目を向けられたらと思います。
高松ケーブルテレビ常務 香川 邦彦氏
高松ケーブルテレビは、平成8年に地上波テレビやBSの再送信を開始、以後自主制作番組や専門チャンネル、インターネットやIP電話サービス、東かがわ市へとエリアを拡大してきましたが、昨年7月22日丸亀町商店街エリアで携帯電話向けのワンセグ放送の実証実験放送を開始しました。
ワンセグ放送活用した商店街の賑わい創出が目的で、商店街のイベントや独自情報を発信し、CATV番組でエリア外にも情報を発信できます。
「かめセグ」のコンテンツは高松三越および商店街、市立美術館のイベント情報、商品のクーポンや特価情報などをインターネット端末から高松ケーブルテレビのサーバーへ送信。
商店街に来た人が携帯でワンセグ放送を受信し情報を得るというシステムです。
実証実験は平成24年3月末で終了しますが、今後災害発生時の情報発信など幅広い活用方法についても検討していきます。ご支援をよろしくお願いします。
2月19日は「雨水」です。 寒さも峠を越えて、雪から雨に変わり、鶯が鳴き始める季節になります。スギ花粉の花粉症に悩み始めるのもこの頃からです。お気をつけ下さい。
18日(今週土曜)はいよいよIMです。この日の11:15から例会が有ります。次週例会を振替していますので、次週は有りません。
朝一番からの準備作業とか、駐車場の案内とか、いろいろお願い・打合せをすることがありますので、きょうの例会プログラムはIMの準備会合とさせていただきます。
参考までに、県の瀬戸内国際芸術祭2013の計画は、以降も3年毎の継続開催、春・夏・秋の3季節を外国の方にも味わっていただけるよう分散開催、西讃の島も開催対象にしています。
IM実行委員会の堀祥二副委員長が、いよいよ3日後に迫ったIMについての全体の準備状況と当日の登録数および駐車場や基調講演、フォーラムのステージの設営や場内の案兄看板、配布のレジュメなどについて説明を行いました。
ついで会場係や総務・記録など各委員会ごとに分かれて最終の詰めの確認.や修正作業が行われ万全の体制で臨む体制が整いました。
今日は我がクラブの10年ぶりのホストで、ガバナー補佐主催の香川第1分区・第2分区合同インターシティミーティング(IM)です。
次週22日(水)を変更して今日のIM設営および最終打合せを例会とさせていただきます。
今までホストクラブとして準備に多くの皆様のご協力を頂き、有難うございました。いよいよ本番になりました。
RI2670地区美馬ガバナーも出席していただいています。吉田ガバナー補佐を盛り上げ、成功裏に終わりますようご協力お願いします。
そして3月14日の琴平「金陵の郷」の職場訪問夜間例会で打ち上げをしましょう。
次週の5日は啓蟄です。暖かくなる兆しが感じられます。
18日は、皆様に素晴らしいIMを演出頂きまして有難うございました。フォーラムでは佃コーディネータに見事な進行をしていただきました。皆さまの運営がスムーズで、盛大なIMになりましたこと、お礼申し上げます。瀬戸内の島々の輝く将来に向けた発火点になると信じます。3月28日は南海地震に備えてと題した客話が予定されています。
本津川では、川に棲んでいる亀が台風の前後に土手の道で車に轢かれているのがみられます。増水前には川と反対方向を向いて死んでいます。台風が引いた後は川に向って轢かれています。おそらく、台風を予知し、増水で溺死しないよう土手を横切って田圃側に避難し、増水が引いたと判断したら元の川に帰る習性が有るのでしょう。亀は川の増水は予知できるようですが、残念ながら車が来ることを予知する能力が無いのでしょう。
亀が台風だけでなく、津波による下手側(海側)からの川の増水も予知出来れば役に立つかもしれません。
パストガバナー 豊田 章二
2月は世界理解月間、特にポールハリスはじめ4名が集まり最初の会合を開いた2月23日から1週間は世界理解と平和週間です。この機会に国際理解を深めて頂きたいと思っています。インターネットのホームページには、ロータリーに関する様々な情報が掲載されているので、高松南ロータリークラブ、ロータリージャパン、国際ロータリーなどのWEBページを見ながらロータリーへの理解をを深めて頂きたいと思います。
高松南RCのホームページを開けて頂くと、ロータリー関連のリンクからロータリー・ジャパンや国際ロータリーへ飛ぶことが出来ます。
先ずロータリー・ジャパンでは、「ロータリー関連資料」にいろいろな情報が載っています。お馴染みの徴章(Wheel)は、ロータリー誕生の1905年に生まれていて、最初の車輪から現在の歯車までの変遷が理解出来ると思います。徴章については、色はロータリーの公式色であるロイヤルブルーと金色とか、変形してはならないなど細かく指針が決められています。
またゾーン(Zone)という言葉もよく聞きますが、 ゾーンとは、国際ロータリーの会長指名委員と、RI理事指名委員を選挙するため、RI理事会が編成したクラブ集団のことで地区を単位に3万5千人を基準に編成され、世界のゾーン数は34あります。
その地区の変遷を見てみると、第2670地区は1977年には267地区、その前が268地区で最初は日本は60地区一つでした。現在は34地区です。
国際ロータリーのページでは、外国へ行った時などに「クラブの所在地検索」が便利です。クラブ名、国名、州や県名を入力し、検索ボタンですぐ出てきます。
WEBサイトを活用してロータリー情報を得て、是非ロータリーを楽しんで下さい。