昨日は春の嵐が吹き荒れましたが、被害ございませんでしたでしょうか。
桜の季節です。高松も開花宣言が出ました。当社は大林病院から丸見えなので、患者さんがガラス越しに見て和んで頂けるよう数年前に桜を追加植樹しました。その若木も昨日の強風に耐えて咲いています。ささやかな社会貢献が出来ました。
RIの国際協議会で事務総長は「木は高潔で他の生き物のために黙々と綺麗な酸素を生み出してくれます。木は我が師です。あなたも木のように社会奉仕を」と訴えています。
田中作次RI会長エレクトは就任挨拶で、「どんな些細なことでも、人を助けることがいずれは平和につながることに気付きました」と述べました。
本会議ではポリオ撲滅の進展状況報告で、インドではポリオの発症が1年間無い。残っている野生ポリオウイルスの2つの型の内、第3型がまもなく撲滅されるであろうと発表されました。当クラブもポリオに貢献してきたので喜ばしい報告です。
雑誌委員会委員長 向井 攻一
ロータリーの友には毎号「ロータリーの綱領」と「四つのテスト」が掲載されています。今日は普段あまり目を通すことのない綱領にスポットを当ててみます。
ロータリーの友でロータリーの綱領の翻訳を見直そうという動きがシリーズで取り上げられているのに気がついた人がいると思います。勿論原文は英語ですが「友」誌の昨年9月号に「ロータリーの綱領」の和訳について記事が載っています。
どこの訳を変えたいかというと定款第4条の「綱領」という言葉です。Object of Rotary の訳がロータリーの綱領ではニュアンスが如何にも古い、殆ど死語です。これをロータリーの目的に変えたらという流れです。
今ひとつはよく使われている言葉で考えて頂きたいのがIdeal of Service、奉仕の理想と訳しています。「奉仕の理想」という日本語が冷静に考えて分かりますか?
これは「奉仕の理念」ではどうかと思います。
もう一つBusiness and professions、以前にも太田英章PDGが言っていましたが、Professionは神から与えられた崇高な職業のことを指しているようです。この三つの言葉を訳し直せば分かり易くなると思います。
今年の3月号に新バージョンの和訳について経緯が載っています。定款第4条 綱領を「ロータリーの目的」、条文は「ロータリーの目的は、有益な事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、特に次の各項を奨励することにある。」と訳したらどうだろうかということです。それで第4項までありますが、時間の関係で1と4だけお話しします。
第1項「奉仕の機会として知り合いを広めること」は意味が分からないということで、“as”の訳し方にあると思いますが「奉仕の機会を通して知り合いを広めること」と訳したら良く分かります。
第4項「奉仕の理想に結ばれた、事業と専門職に携わる人の世界的親交によって、国際間の理解と親善と平和を推進すること」はBusiness and professionsを職業人、through a world fellowshipの「世界的親交によって」は直訳なので「国際ロータリーの活動を通して」とすると「奉仕の理念で結ばれた、職業人が、国際ロータリーの活動を通して、国際理解、親善および平和を推進すること」で分かり易くなります。
現在ガバナー協議会・綱領等翻訳問題調査研究小委員会が2年越しで見直し作業を続けていて今日の報告は途中経過ですが、基本的には時代の流れに合ったように訳し直すことが掲載されていますので是非読んで下さい。
この作業の中で問題なのは、Ideal of Serviceですのでこの部分だけ注視して頂けたらと思います。日本語で奉仕と訳されているServiceは、原語のServiceはキリスト教的な考えからくる公務、軍務などのことです。テレビニュースなどで何年間軍務に服しましたなどといいますが、このServiceが軍務なのです。これを奉仕と訳すのはどうかなというのがあります。更にそれをややこしくしているのがボランティアです。サービスとボランティアの違いは何でしょうか?
原語を辿っていくとVolunteerは志願兵のことであり、一方のServiceは徴兵制のにおいがします。今の日本人で徴兵制や志願兵を経験したことがない世代には意味が分からないのですが、米国ではServiceは「軍務」という意味を持っていることは理解しておいた方が良いと思います。日本語の奉仕の意味には、サービスもボランティアもあります。
若い世代には徴兵制は分からないから奉仕はボランティアかなと思いますが、これも時代ともに訳し方が変わるかも知れません。翻訳は時代を映して変わりますので見守りたいと思います。
土日は桜が満開で、花見客で玉藻公園が賑わっていました。
桜が満開になると生気が発散し、それに触れると健康で幸せになれると平安時代から信じられてきました。花見の行事が連綿と現代まで続いているのもそのためでしょう。
桜の花粉にはリンとイオウが含まれていて、それを呼吸すると体内にあるケノトキシンという疲労物質が消え、健康回復に効果が有るとことが最近発表されました。現代人が失った感受性を平安時代の人々はもっていたのかもしれません。桜餅、桜湯も解毒作用があるとも言われています。
第3回高松国際ピアノコンクールが、2014.3.12~3.23で開催と発表されました。世界的なピアノコンクールに発展して欲しいです。残念ながら1979年1月1日以降生まれの制限が有りますので、皆様は出場出来ません。
R財団長期交換学生の長野友希さんのオリエンテーションが開催されます。ホストクラブカウンセラーとして森財団委員長に同行お願いしています。
長尾 省吾会員
昨年10月から学長として香川大学へ呼び戻されました。平成20年3月に退官してから3年目に何故帰らなければならないかは、今の大学の現状を見ると良く分かります。
3年ぶりに帰って感じたのは、ひと言でいえば“香川大学は先祖返りをしていた”です。平成15年10月に香川大学と香川医科大学が統合し、平成16年4月に国立大学法人法で法人化され、その頃は熱い思いで新生香川大学を目指していました。これだけの変革の時代に大学も変わらないといけないということで、老骨に鞭打ってやっています。
現在香川大学は、教育から農学部まで6学部、大学院が9つ、キャンパスが4ヵ所にあります。香川大学の学生・教員数は、附属学校の児童生徒・役職員を含めるとおよそ1万2千人、県人口の約1㌫になります。香川大学が存在することの経済効果を試算してみますと、教職員・学生等の生活消費支出から施設費、診療用医薬品や材料費などおよそ322億円になります。大学のモットーに地域に根ざした大学というのを掲げていますが、西讃や東讃、中讃でも香川大学は何をやっているのかの情報が殆ど伝わっていません。三豊市や東かがわ市、坂出市にサテライト・オフィスを設置して地域の生涯学習活動を支援する場をつくることにしています。
また地域貢献や産学官連携では、小・中・高と連携してのサイエンス・パートナーシップの実施、瀬戸内国際芸術祭への参画、高度な医療人養成のための医療教育研究コンソーシアムの形成などを実施していきます。
大学の構想会議は、学内委員の会議ではどうしても学部や教室のエゴというのがありますので、外部の委員6名に参加をお願いした構想会議としてこれまで6回の議論を重ねてきました。委員には日本銀行の支店長や四国電力の副社長、県の政策部長などをお願いし、学内委員を加えて計23名です。矢張りトップの方々の考え方は我々大学人とは大きな差がありとても参考になります。
今は全入時代で希望すれば大体50㌫の人が大学へ入れます。自分が選択しなければ殆どの方が大学へは入れる大学全入時代になっています。大学へ入学したフレッシュな1年生は、はっきり言って学生の質というか“挨拶ができない、チャンとした付き合いが出来ない、或いは「てにをは」(文章)が書けない”レベルの大学生なのです。
従って初年次教育にとにかく力を入れていこう。それには全学部の教員が参画すると構想会議ではっきりと申し上げて、それに背を向ける教員は要らないと言いました。具体的には、大学入門ゼミやコミュニケーション科目などで基本的スキルの習得、嵩上げをしようということです。
また特別教育プログラムでは、今までの学生は非常に価値観が多様で、自分の進みたい方向がありました。ここで考えて頂きたいのは彼らが卒業して就職するのは後2,3年で、21歳から22歳です。この歳で一生の仕事を選ぶのは酷だと思います。まだまだ経験は足らないし、自分の持っている素養などは見極められていない。
今いわれているグローバルな人材の育成は香川県では急務です。どんな業種であっても語学によるコミュニケーション“英語でも中国語でも喋れない、聞いても分からない”では、とてもでないけれど次のステップへ進めません。
それで外国語コミュニケーション能力に秀でた専門職業人育成プログラムを作りました。一応学部の卒業要件は満たして貰います。これは真面目にやれば2年半ぐらいで単位は取れるのです。それから海外へ留学して貰います。東はアメリカ、西は中国ということで、最初は英語と中国語を徹底的に出来る学生を育てます。剰余金を捻出して渡航費や授業料、滞在費、サポートします。それも5年、10年の単位でスペシャルストを育てるのです。
25年度からは英語と中国語の2つをやります。英語を教える先生が沢山要ります。教育学部、経済学部、法学部から集めて実施するのです。中国語は先生を2人確保しました。
次に危機管理です。今大地震や大津波などに対しての危機管理能力の養成を来年度からやります。防災士資格取得プログラムです。
また人間探求プログラムも考えています。日本の大学生は統計によると年間4冊か5冊ぐらいしか本を読みません。アメリカは40冊から50冊と10倍です。アメリカのキャンパスでは、学生が本を抱えて歩いているのが見られます。本を読んだら単位をあげますというシンプルなプログラムです。読書するということが感性や価値観を養うということで非常に重要な事です。
詫間会長が欠席されておりますので代理でご挨拶をさせて頂きます。
4月中旬でも朝がまだ肌寒く感じます。寒いのか暖かいのかわからないような気候です。一昨日の雨で遅れて開花した桜もすっかり散ってしまいましたが、私の庭の芝桜は花の絨毯のように綺麗です。
先週の日曜目にサンポートホールで地区協議会が開催されました。吉田会長エレクト・秋山幹事をはじめ各委員長が参加しました。午前中の全体会では豊田パストガバナーが研修リーダーとしてご指導頂いた後、木村大三郎次期ガバナーより次期のRIテーマーと地区の活動方針の説明がありました。吉田政権も順調にスタートに向けて歩み始めた感じがします。
私はロータリー財団の地区委員で参加をいたしましたが、財団は未来の夢計画が実施されるため大きく変わります。
次週は栗林公園でクラブ創立55周年記念例会となっています。100%出席例会となっておりますのでご協力お願い致します。
高松ファイブアローズ 渡部 勝之ディレクター
私は高松へ来るまではプロバスケットチームの大阪エヴェッサに所属していて、約5年間フロントで仕事をさせて頂きました。生まれも育ちも大阪の浪速っ子ですが、何故高松へ来たのかというとファイブアローズを率いていた前田ヘッドコーチと旧知の仲ということからやってきました。4月には家族も呼んで香川の地に永住することで香南町に居を構え香川県民となりました。
まだ日本にはバスケットボールの文化はありません。徐々にチーム数も増えて観戦者も増え、7年前から国内にプロのBJリーグ出来ました。高松ファイブアローズも6年前から加盟しています。
3年前、オーナー企業の撤退で破産危機となりましたが、それを救ってくれたのがファンの皆様でした。署名と募金活動で存続に必要な資金が確保出来たのです。しかしリーグでは3年連続で最下位決定というお恥ずかしい結果です。
本来15名の選手枠が8名しか集まらず、戦力的にも均衡が取れない現状で、残念ながら資金力がなくてコーチ・選手が定着せず、不名誉な記録として連敗記録を20と塗り替えてしましました。
本当に小さな球団ですが地域から発信するプロ球団でありたい活動をしています。香川にはカマタマーレ讃岐やオリーブガイナーズなどがあり、子ども達の目は大きい、小さいではなく、スポーツで生活している選手にあこがれを持っています。選手達が垣根を作らずに子ども達と交流していくということが当たり前だと思っています。
香川を代表して他地域へいって試合をしますので、勝敗も含めて地元のPRになります。ただ20連敗と負け過ぎたためにツイッターでフォローして下さる方が4倍にふくれあがるという現象が起きました。全国のバスケットファンが地元チームの次に「高松頑張れ」という判官贔屓現象が起きています。
小さなことですが、地域活動で週に1回はどこかへ出向いています。幼稚園や小中学校、田植えのお手伝いなどもしました。交流する中でいろいろ就職先があるのになぜ選手がプロのバスケットボール選手を選択したか、球団には通訳やコーチやトレーナーが全部揃っているのでバスケットを一緒にするのではなくて、授業として子ども達がいろいろな生き方や考え方を持てるようにと協力して交流しています。