2014-15 WEB週報12月度

12月3日(水)例会

増尾会長挨拶

 第22回例会,師走12月3日です。

24節季で小雪,七十二候では「橘始めて黄なり」週初来の強風で紅葉はすっかり落ち葉となってしまいましたが,橘の実がだんだん黄色くなってくるころをいいます。右近の橘,左近の桜と位置づけられ,冬でも葉があおあおとして,まばゆい黄色の実をつけることから,橘は実さえ花さえその葉さへ 枝に霜降れどいや常葉の樹と歌われ,枯れることを知らない永遠の象徴に映っています。

 このあと,クラブ協議会に引き続き,「地域発!映画のつくりかた」と題して百十四銀行の香西志帆さんから客話いただきます。

 週に一度,奉仕の志を同じとするロータリアンの集いである例会に義務としての出席に充分にこたえる本日の客話です。

ありがとうございます。

太田英章会員(12月5日)、平井信一会員(12月15日)、上村光男会員(12月27日)

客話「地域発!映画のつくりかた」

百十四銀行営業統括部 香西志帆(映画監督)

 はじめに香西志帆さんの勤務先の上司でもある小槌和志会員が「彼女は通常は百十四銀行では営業統括部の行員として勤務しており、土日や業務を終わってからの時間に地域発の映画作りに関わっている。

自宅に帰ってから夜半に構想を練ってから脚本を書き、絵コンテづくり、ロケハンなどで頑張っている。映画作りが好きなこともあるが、あの小柄な身体に何処にエネルギーがあるのだろう思う」と紹介して客話に移りました。

映画監督 香西志帆さん
映画監督 香西志帆さん

私の小学校時代は、お祖母ちゃん子で本を買って貰うのが楽しみな子どもでした。それも分厚い本を好んで読みました。何故分厚い本かというと本の世界に入り込んでしまうのでその時間を長く楽しみたいからです。

大学時代は文学部でひたすら古典を読み、マスコミに憧れて地元のテレビ局、新聞社を目指したが適わず、百十四銀行に入行し、26歳で社内報編集に関わることになりました。全国社内誌企画ワークコンペティションで2年連続金賞、さぬき映画祭「映像塾」ワークショップで脚本と映像を学び、映画監督の道を歩み始めました。

私は夢をかなえていく方法としてまずモチベーションを見つけることから始めます。社内報時代もたかが社内報と思わずに、掲載された人が喜ぶ社内報にしたいということからはじめて、社内から地域社会へと範囲を広げ、愛社精神がわいてくる日本一の社内報を目標にモチベーションを維持してきました。

初めは小説家を目指したが、悩んだ末に脚本の勉強を始め映画を撮り始めたのが切っ掛けです。29歳で脚本家を目指して、一日1本映画を見る、脚本講座があれば東京でも大阪でもすぐ行く、毎月月刊「ドラマ」と月刊「シナリオ」は読むなど、自分にノルマを課して、努力しました。

 働きながら地方映画作りを始めたわけですが、脚本に一番力を注ぎます。対立する人物相関図を書きプロットをつくる。その後カードを並べ替えながら構成を考えるに一番時間を掛けます。 

 地方映画ではお金と場所のレンタルや衣装などの協力を集めるのが重要なステップであり、キャスティングとスケジュール調整、そしてクランクインに漕ぎ着けます。

これまでの作品歴は2008年脚本・撮影の「白い粉」をはじめ初の長編映画「猫と電車」などを手掛けてきました。この映画は県内ミニシアターで補助席が埋まるほどの人気でした。

 そして現在は、新春公開予定の「恋とオンチの方程式」に全力投球で、夏菜、平岡祐太、森昌子、戸田恵子などの出演で讃岐津田町が舞台です。ワケありバスガイドたちが繰り広げるハートフル・エンターテインメント、平成27年1月17日(土)香川先行ロードショー公開です。是非ご覧頂き応援をお願いします。

Club Banner
Club Banner

 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

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