3月18日、第35回例会です。「啓蟄」末候「菜虫蝶と化す」菜虫とは大根やカブの葉につく青虫を指し、一般的には蝶の幼虫などを言います。この幼虫がさなぎになり、冬を越して華麗な蝶に変身します。ヒラヒラ舞う蝶はまさに春の象徴です。ひと雨ごとに春がやってきます。春はひとの異動がある季節です。「努力して結果が出ないとしても、経験が残る」「だから、チャレンジしろ」の言葉で実社会に送り出されたころを思い出します。
さて、本日は昨年9月に入会の窪田さんによる卓話です。次世代を担う「小学生が挑む中学受験の世界」と題してお話しいただきます。
「努力して結果が出ると、自信になる」「努力せず結果が出ると、奢りになる」「努力せず結果も出ないと、後悔が残る」そして先程の「努力して結果が出ないとしても、経験が残る」につながっていきます。会員増強と出席率の向上の結果が出せる魅力ある例会に智恵を出し合いたいものです。よろしくお願いします。
窪田 泰彦会員
香川県内の市町立小中学校児童数は,減少傾向にあります。小学校の児童数は,平成19年度には5万6277人であったのに対して平成22年度には4万1400人に減少しています。
このため,平成19年度に比べて平成32年度までに予測される減少率は26.4%です。同様に,中学校の児童数も平成19年度には2万6451人であったのに対して平成22年度には2万3100人に減少しています。
平成19年度に比べて平成32年度に予測される減少率も12.7%です。
このような状況ですが,全国的には私立中学校に進学する生徒の割合は年々増えています。
対して公立中学校に進学する生徒の割合は減少しています。私立・国立中学校に通う生徒の比率は,全国平均が8.2%であるのに対し,東京・神奈川の首都圏,京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山の関西圏が全国平均を上回っています。特徴的なのは,地方のうち,広島と高知は全国平均を上回っています。
中学受験が支持される理由は,
①大学進学に有利であること,
②一貫した教育方針の下で指導が受けられること,
③人間教育を重視した指導が受けられること,
④時代環境に即した授業をうけられること,
⑤最新の施設・設備と豊富な学校行事があることが挙げられます。