今日は処暑初候「綿柎開く(わたのはなしべひらく)」綿の実がはじけ,綿花を摘む時期のことです。8000年以上の歴史をもつ綿は多くの人手を要することから,世界一最大の農園地帯を保有する米国南部の奴隷労働が世界の歴史を大きく動かしています。米国生まれのロータリーの奉仕の活動にも綿花が絡んでいるかもしれません。ちなみに,摘み取った状態までのものが木偏の棉。種子を取り除いた後の状態が糸偏の綿,と教えられました。また,「わた」と読むのは塊の状態のときのみです。
今日は加藤和理ガバナー補佐をむかえての第4回クラブ協議会をもちます。一人でも多く,ロータリーの奉仕の心を理解し実践する方々を増やす。会員増強に取り組む姿勢は,私たち共通の命題です。一方,会員獲得に矜持を失してはならない,と思います。
加藤ガバナー補佐のご指導を仰ぎながら,会員増強とともに最大の義務である例会への出席率の向上を期したい,と思います。皆さん方とともに会員増強と魅力ある例会に智恵を出し合いたいものです。よろしくお願いします。
ありがとうございます。
RI第2670地区香川第Ⅰ分区加藤和理ガバナー補佐(高松西ロータリークラブ)のご指導を仰ぎながら,第4回クラブ協議会がタカマツセンチュリーホテル会議室で開催されました。
まず増尾会長より,クラブ運営方針「温故知新 ロータリー活動の原点に光をあてよう」が次のように発表されました。「国際ロータリー及び地区のテーマを大切な目標としながら,クラブ運営の基本をクラブ創設時の燃え出ずる情熱を想起し,みんなで私たちの国土の醍醐味を満喫しながら,奉仕の活動を勧めましょう。異業種交流と卓話で我が身の引き出しを一つひとつ増やし,識者の客話で間口を広げ,交流で経験をさらに積み重ねて行きましょう。
もう一方で,ロータリークラブへの活動を重荷に感じさせない会員相互のシェアリングと情報の共有化をすすめつつ,新たな仲間を迎え入れて行きましょう。
そして,海でつながる私たち高松南ロータリークラブのメンバーは3・11東日本大震災の惨禍を忘れることなく被災地ロータリアンと連携し,奉仕のこころの紐帯を大切にしましょう。」と述べられました。そして,本例会でも,支援ソング「花は咲く」を合唱しました。
次に,各委員長から本年度の活動計画の発表がありました。
そして,加藤和理ガバナー補佐より,次のように講評をいただきました。「出席率の低下は悩ましい問題です。米山梅吉氏の『ロータリーの例会は人生の道場』との言葉が示すように,例会に出席し,切磋琢磨して人間性を高めていただきたいです。出席率低下の一因には,IT化によって例会に出席しなくてもクラブの状況が分かるようになったこともあります。やはり,例会に参加して意見交換をし,自分を磨くことが大切です。」そして,会員増強についても「元会員に対し,その子息の入会を勧めても,断られることが多いです。その理由としては,今のロータリークラブには入会させたくないということがあげられます。ロータリークラブは,原点に立ち返らなくてはいけないのです。」また,職業奉仕についても,「職業奉仕は,親睦とともに,ロータリークラブの車の両輪です。職業奉仕は,ロータリー流の経営哲学を学ぶことであって近江商人の家訓に通ずるものです。現在の市場主義とは,違います。」とも述べられました。
最後に,豊田パストガバナー及び太田パストガバナーよりカウンセラー講評をいただきました。「ロータリークラブの基本は,まず例会に出席して優れた仲間と交わって切磋琢磨することで人格を向上させることにあります。そして,親睦を深めていくことです。やはり,日々の例会が一番大事です。一人一人が責任をもって例会に出席することです。そして,ロータリークラブの原点に立ち返ることが,クラブの再活性化させることになります。本年度のテーマは,出席率の向上です。」と締めくくられました。