今日は小暑次候蓮始めて開くの候です。「蓮は泥より出でて泥に染まらず」の言葉どおり清楚なすがたが古来より愛されてきました。約2千年昔の弥生時代の蓮の実は大賀蓮としていまに花を咲かせています。ロマンを感じさせます。また,新盆の15日は藪入りといって奉公人の休日です。この習慣から夏の賞与・ボーナスを下駄代と呼んでいる地域があります。ちなみに年末の冬のボーナスを越年金とか餅代と呼ぶ地域が残っています。政治の世界でいう餅代はなんでしょうね。
今日は、客話として「庵治プロジェクト」について高松市牟礼庵治商工会の平田宗展さんからお話を聞かせていただきます。
今日も限られた時間ですが食事をつうじて、テーブルを囲んで異業種交流で引き出しを一つひとつ増やし、識者の客話で間口をひろげ交流で経験をさらに積み重ねて行きたいものです。
私の身体で例えれば「何歳になっても脂肪つけずに知恵つけよう」です。
最後に我がクラブのホームページが充実しています。ぜひご覧ください。
高松市牟礼庵治商工会 平田宗展氏
牟礼町庵治町は,石材の地場産業の町です。庵治石の主力商品は,墓石であり,他にも彫刻品や建築材関係があります。地元では有名な庵治石ですが,首都圏にいきますと,業界では有名ですが,一般にはあまり知られていません。そこで,一般の方にも知ってもらおうと,立ち上げたのが庵治プロジェクト(Aji Project)です。庵治プロジェクトにおいては,暮らしに寄り添う庵治石というコンセプトのもとに、物作りをし販路開拓を行っています。
庵治石の販路拡大については,このプロジェクトに至る前の平成21年より,小規模事業者新事業全国展開支援事業が活用されてきました。この背景には,家族経営の多い石材事業者が,価格競争や自由化の波に揉まれて,厳しい経営状況を強いられているという実態がありました。支援事業では,高い技術力を全面に押し出してすすめていましたが,商品価格が高いこともあって思うように商品が売れませんでした。そのような中,単年度事業として,株式会社リアルジャパンプロジェクトをプロデューサーに迎え,展開したのが庵治プロジェクトです。
庵治プロジェクトでは,職人を全面に押し出しました。このため,商品はバラバラです。職人たちは,これまで,どのような物を作るのかというコンセプトづくりをしてきませんでしたが,本プロジェクトにおいては,デザイナーから,例えば「石の魅力を感じるもの」といった課題を与えられ,発想を磨きながら商品開発に取り組んでいます。そして,セールスプロモーションとしては,首都圏で展示商談会を開催している他,セレクトショップへの出店やJETROの商談会にも2回出店しています。たくさんの受注をいただきました。さらに,ホームページにおいても,通信販売を行っています。いずれは,直営店を運営したいと考えています。
今後の展望としては,庵治プロジェクトを通して,地域素材を活かした物作り,しかし物に拠り過ぎずにイメージを商品から伝えられる物を創造していきたいと考えています。また,作り手目線ではなく,消費者が欲しいと思えるような目線ですすめていきたいと考えています。ご興味を持っていただいた方は,インターネットで「庵治プロジェクト」と検索していただきますと,最新の画像等がご覧になれます。
今城広治(前幹事)
1年間の主な出来事としては,ソバハニ前会長の発案によって全国のロータリークラブへ例会への訪問を呼びかけた結果,9月に田辺はまゆうロータリークラブのメンバーが来訪してくれました。10月には,上村光男会員の職場である四国マホービン株式会社を訪問させていただきました。12月にはクリスマス家族例会が盛大に催され,1月の新年会では増尾会長による仕舞が披露されました。3月には,庵治町のソバハニ会長邸において,瀬戸内海国立公園指定80周年記念例会が盛大に開催され,田辺はまゆうロータリークラブとの友好クラブ協定が締結されました。また,3月以降は,ソバハニ前会長の発案により在日大使館に対して当クラブへの来訪を呼びかけた結果,マリ共和国大使の来訪を皮切りに,モザンビーク共和国,ラトビア共和国,アルジェリア共和国,インド共和国の各国大使が来訪されました。そして,6月25日の第50回例会をもって,2013−14年度を終えました。
1年間,ありがとうございました。