遠く香港から来られた高岡光男さんと湾チャイロータリークラブのバナーを交換します(高岡さん挨拶)。
社会奉仕・環境保全委員会の多田さんが、書き損じ葉書の収集に苦労されています。ご協力お願いします。前回、出席率の報告がありましたが、メークアップの数が極めて少なかったと思います。メークアップをよろしくお願いします。
今日の会員卓話は、「放射線のはなし」と題して、田邉正忠先生にお願いします。正確な知識を基に判断する必要のあることであり、重要な情報を得ることができると期待しています。
田邊 正忠会員
放射線の人体への影響、特に低レベルの放射線被ばくについてお話しします。
影響の形式として閾値(しきい値)のある確定的影響と閾値のない確率的影響があり、前者では急性障害、胎児の発生の障害a)、白内障などがあります。
後者は被ばく後長期間の潜伏期ののち突然起こるものでがんb)、白血病c)や遺伝的影響c)があります。
これらの障害のうち低線量(100ミリシーベルト前後)で影響が出るのが、a),b),c)です。a)は妊娠2週~8週の間に障害が起こります。従って特にこの期間の下腹部X線検査は注意が必要です。
b),c)は線量と効果は直線関係であり、疫学調査の検出限界が100ミリシーベルトです。
仮に100ミリシーベルトを1000人が受けたとすると、およそ5人ががんでなくなる可能性があると推定されており、日本では約30%の人ががんで亡くなっていますので、1000人のうちの300人に放射線被ばくが加算され305人の死亡となります。
b),c)への影響は回復はなく、線量年々加算蓄積され自然発生のものと区別できません。
c)にいついては、人体レベルで証明されていませんが、昆虫で認められていますので、人体に及ぼす影響から除外されていません。閾値とはある線量が障害を起こすか起こさないかの境のことです。
福島医大の山下俊一氏は,今回の事故による被ばく線量を積算しても、大半の人は20ミリシーベルトを超えないだろうと述べています。
(日経メディカル 2012.11.26特別増刊)
ご挨拶申し上げます。今年会長をさせていただいている吉田茂です。1年限りの会長ですので、1年間は頑張って走り続けることができますし、そうしたいと思っています。
次々年度の会長が決まりましたので、ここで紹介します。増尾茂之さんです。私のクラブ部運営方針は、「参加して楽しもう」です。
今日の家族会には、103人の方が参加して下さっています。あとは、楽しんでいただくだけです。どうぞ楽しんで下さい。
12月12日、JRホテルクレメントにて忘年家族親睦会を開催しました。45家族104名の会員ご家族の皆様に参加して頂き大変ありがとうございました。
家族会は、高松西ロータリークラブの鳥養弘一様のバンド「ポプシーズ」によるジャズ演奏(生演奏に興味津津のお子様多数、楽器ができるってカッコいい!)、増尾会員と会員有志による原語での「第九」合唱(もう少し練習が必要です?次年度に乞うご期待)、恒例の抽選会(演出に工夫があると良かったかな。時間に押されてしまいました。反省)と楽しいひと時を過ごしました。
なお、当日のフォトアルバムと参加家族の感想は、次のページに掲載しました。
例会の開始時刻に遅れそうになり、冷や汗と本当の汗をかきました。上着を脱いでいるのはそのためです(私のトレードマークになりつつある2リットルのペットボトルも買うことができていません)。
今日の卓話は、太田英章さんに「ロータリー財団について」と題してお願いします。ロータリー財団以外の話もしていただけると聞いていますので、そちらも楽しみにしています。
パストガバナー 太田 英章
ロータリー財団は1917年に元RI会長のアーチ・クランフが、世界で何か良いことをしよう-Doing good in the wor1d-と言ったのが始まりでした。ロータリアンがお金を出し合って、世界の若者を交流させれば、悲惨な戦争は防げるのではないか、と考えたのです。
そして、26ドル50セントでアーチ・クランフ基金を創設しました。しかし笛吹けど踊らずで色々苦労しましたが、1947年のポール・ハリスの死をきっかけに、多額の基金が集まるようになり、大きな発展を遂げました。
今では教育的プログラム、人道的プログラム、ポリオ撲滅プログラムなど活発に活動しています。これを支えているのは勿論皆様方個々のロータリアンです。年次寄付として100ドルを払う人を財団の友と呼びます。又ご承知のように1000ドル寄付する人をポールハリスフェローと言います。昔は1000ドルと言えば何十万円もの大金でしたが、今ではドルが下落して8万円ちょっととなって、寄付しやすくなりました。これを2回、3回、4回と繰り返してご協力する人を、マルチプル・ポールハリス・フェローと呼んでいます。
財団の教育的・平和的プログラムの一つとして、ロータリー平和フェローがあります。これは若い人に平和研究・紛争解決に関して修士課程、即ち大学院で研究する機会を与えるもので、世界で7つの大学が受入れています。国際基督教大学、クイーンズランド大学、サルバドール大学、デューク並びにノースカロライナ大学、ブラッドフォード大学、チャラロンコーン大学、ウプサラ大学があります。
高松南ロータリークラブでは、オーストラリア人のジョアンナ・ストラットンをこの制度で勉強させたのを覚えておられるでしょう。ロータリーの人道的プログラムのシンボルとして、ポリオプラスがあります。これは1985年にロータリーが打ち上げた高い理想ではあるが、大変困難な計画であります。西暦2000年までに地球上からポリオを撲滅しようという壮大な計画でした。
英語でPo1io eradication projectと言います。eradicateとは、根絶してしまうという意味です。私の個人的意見としては、限りなくゼロに近づけることは出来ても、根絶は不可能ではないかと思っています。1988年には世界のポリオ患者数は35万人もいました。日本でも北海道で流行した事もありました。
それが私たちのたゆまぬ努力の結果、2000年には世界で3500人以下となり、2006年には992人までに減りました。これまでポリオ撲滅運動に対する寄付金の総額は6億3千5百万ドルにのぼります。
現在世界で20億人の子供が予防接種を受け、ポリオ菌が残っているのは3ヵ国(パキスタン・アフガニスタン・ナイジェリア)のみとなりました。アフガニスタンやパキスタンは、タリバンなどゲリラによる紛争が絶えない所です。そのような治安の悪い地域の山奥まで入って、身を挺して子供たちのために予防接種の奉仕をしているロータリアンや看護士さんたちには、心底より敬意を払わなければなりません。
ロータリー財団が行っている活動は、これ以外にも発展途上国の人々に清潔な水を与えるために井戸を掘るとか、若い女性が教育を受け識字率を向上させ、貧困から脱するようお手伝いする、或は小口金融(マイクロ・クレジット)を円滑にし、経済的独立を促すなど様々な分野で人助けをしています。すべてを話すには何時間もかかりますので、今回は要点のみ話しました。詳しくは、地区が発行している「ロータリー財団のハンドブック」を読んで勉強して下さい。
今年最後の例会です。会長に就任していから半年、任期の半分が過ぎようとしていますが、意識のうえでは、7割くらい終わった気がしています。皆様のご協力のおかげで、楽しいクラブ運営ができていると思っています。あと半年、気を引き締めて頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。
今日は、5大奉仕委員長から半期の報告をいただきます。