1 はじめに
高松南ロータリークラブの2012~2013年度の会長を務めさせていただきます。重大な責任を負っていることを自覚し、全身全霊をもって職務をまっとうする所存です。会員の皆様には、ご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。
2 国際ロータリー(RI)のテーマ
今年度RI会長の田中作次氏のテーマは「奉仕を通じて平和を」です。そのテーマに込められた思いは「生活のあらゆる場面で奉仕を実践することによって、私たちは分かち合いの精神を育み、友好を見出し、平和の道を選ぶことができます。」ということです。
田中氏は、ロータリーの中核にあるのは、奉仕の力に対する信念であること、奉仕を通じて、私たちは寛容、感謝、理解、尊重の念を持ち、平和に暮らすことができることから、「奉仕を通じて平和を」をテーマにしています。
3 地区の運営方針
今年度RI第2670地区ガバナーの木村大三郎氏は、地区の運営方針として「まずは行動、田中会長を盛り上げよう」と呼びかけています。30年ぶりに、日本人がRI会長になる記念すべき年度であることの喜びと決意が運営方針に示されています。
木村氏は、一人ひとりのロータリアンに、クラブを改善するための意見やアイディアを謙虚に聞くこと、魅力的な奉仕プロジェクトや例会プログラムを実施すること、できない理由を探すのではなく、できる方法を探すことなどを心掛けることを求めています。また、クラブの強化策として、委員会数の調整、人材育成、ロータリーを深く理解することなどを求めています。
4 クラブ運営方針
今年度の高松南ロータリークラブの運営方針を、「参加して楽しもう」とさせていただきます。
まず、委員会活動に参加して下さい。委員会を開いて下さい。今年度から委員会を統合して、相当数の委員をもって委員会を構成することにさせていただきました。その究極の目的は、活発な委員会活動を期待することにあります。パストガバナーにも委員長をお願いし、慣例を破って2代前の会長・幹事にも活躍をお願いしているのも、活発な委員会活動を期待するためです。活発な委員会活動は、クラブの活性化と魅力拡大の基礎だと思います。次に、例会に出席して下さい。多くの会員が喜んで出席する楽しく有意義な例会にしたいと思います。
最後に、ロータリー世界平和フォーラム広島に参加しましょう。2013年5月17日、18日に広島で開かれるフォーラムにできるだけ大勢で参加することこそ、私たちにできる田中会長を盛り上げる方法だと思います。まずは、行動しましょう。
以上の3つの参加、その他のロータリー活動に参加して、ロータリーを楽しみましょう。
食事と会話を十分に楽しんでいただくことができましたか。
第1回の例会は、私の挨拶が短すぎて、時間をもてあまし気味でしたので、今回は開始時刻を遅らせてもらいました。私の挨拶より、食事と会話を楽しむ方が良いと思いますので、今後もそのようにしてもらいたいと思います。
今日は、5大奉仕委員長に活動計画を発表していただきます。
よろしくお願いします
第3回クラブ協議会として、2012~2013年度の五大奉仕委員会委員長よりそれぞれ活動方針の発表がありました。
まず、クラブ奉仕委員会のソバハニ委員長からロータリアンの親睦の輪を広げ、クラブの活性化に繋げたいとの方針が説明されました。
続いて職業奉仕委員会の木田委員長が職業を通してお互いを理解し合い、社会に貢献出来る活動をしたいと、また社会奉仕・環境保全委員会の多田委員長からは誰にでも出来る身近な社会奉仕に努め、環境に対する保護活動にも目を向けたいとの方針が出されました。
国際奉仕委員会の佐々木委員長は、奉仕の理想に結ばれた事業と専門職務に携わる人の世界親交によって、国際理解と親善と平和を推進することが一番大事だと述べました。
新世代奉仕・ローターアクト委員会の小野委員長からは、とにかくロータリー活動の真意を次世代にどう繋げていくかということが重要なテーマであるとの方針が発表されました。
本年度、新たな風を起こす5人の侍に頑張ってもらいましょう!
ビジターとして弁護士2名が来られていますので、照れるというか、緊張しています。
今日のプログラムは、新会員の卓話を服部俊和さんにお願いしています。
「生命保険と先端医療」という興味深いテーマです。卓話をすることで、より親しくなることができるように思います。よろしくお願いします。
友地区代表委員、広報・雑誌・IT委員 石川 浩会員
「ロータリーの友」はRIから正式に認められた地域雑誌で、日本のロータリアンはこの雑誌(もしくは”The Rotarian”)を購読する義務があります。
「友」誌には、RIに係わる横書きの記事とROTARY JAPANに関する縦書きの記事があります。
前者にはRI指定記事があり、必読義務があります。7月は新ロータリー年度開始の月、待望久しくわが国から選出された「田中作次RI会長メッセージ」「同会長紹介」「理事会メンバー紹介」「ロータリー財団管理委員長の思い」がRI指定記事になっています。また、わが国各地区の「ガバナーの横顔」が紹介されており、大変興味深いです。
後者では、「この人、この仕事」「卓話の泉」「ロータリー俳壇、歌壇、柳壇」「友愛の広場」「ロータリー・アット・ワーク」などお馴染みの欄があり、第2670地区からは高松RC、丸亀RCの記事等が掲載されています。
わが高松南RCも他の範となるユニークな活動を行い、「友」に投稿しましょう。
服部 俊和 新会員
最近生命保険のCMで「先進医療」という言葉を耳にしますが、「先進医療」とはどういうものでしょうか?
先進医療とは、公的医療保険適用前の最新の医療技術です。一般の保険診療レベルを超える最新の医療技術のうち、厚生労働大臣が定めるものをいい、厚生労働大臣が定める施設基準に適合する病院または診療所において行われるものに限られます。
ここで注意しなくてはならないのが、先進医療の技術料は全額自己負担となることです。通常の公的医療保険制度の対象となる治療であれば、原則3割負担ですが、先進医療の場合、全額自己負担となります。(国の「高額療養費制度」の対象外です)。
また、先進医療の技術は現在99種類ですが、定期的に見直しされます。現在は先進医療である技術も一般に普及すると公的医療保険の給付対象となり、先進医療ではなくなる場合もあります。一方、医療技術は日々進化しますので、先進医療として新規承認されるものもあります。
それではここで代表的な先進医療の技術を見ていきましょう。
痛みを感じないがん治療として注目を集める「粒子線治療」です。従来のエックス線やガンマ線のがん治療では、がん細胞に到達するまでに周囲の正常な組織にもダメージを与えてしまいます。しかし、粒子線治療では、がん組織を狙い撃ちできるため、治療後に後遺症が出ることもほとんどなく、早期の社会復帰が可能です。手術する必要がなく、入院の必要もない最新の技術です。
ただし、この技術料は約300万円かかり、全額自己負担になります。また、治療を受けられる医療機関も限られており、粒子線治療施設は全国で現在9ヶ所です。(一番近いのは兵庫県立粒子線医療センター)
この自己負担額をカバーし、医療機関までの交通費や宿泊費をカバーするものとしてあるのが、生命保険会社の先進医療の特約です。
ぜひともこの機会に、ご自身が加入されている生命保険に先進医療の特約が付加されているか確認してみてください。
7月25日、高松ロータリークラブの創立75周年記念講演会で、藤原正彦氏の「日本のこれから」という講演を聴きました。惻隠の情、卑怯を許さない気持ち、美的感性が必要であるということだったと思います。
国語辞典では、惻も隠もあわれむの意味、卑怯は、①勇気のないこと、②心のいやしいことの意味でした。藤原氏は、これらを全世界に及ぼすことが日本のこれからの役割であると聴衆を鼓舞しました。
和田 節代 新会員
法科大学院が平成16年度に設置されてから,法曹になるための制度が変わりました。
従来は,司法試験を受験するために特に資格制限はなかったのですが,制度変更により
①予備試験に合格するか,②法科大学院を修了することが必要になりました。
法科大学院は,教員から丁寧な指導を受けることができるという利点がありますが,大学を卒業してから進学しなければならないため,修了までに時間を要します。
さらに,多額の学費が必要となります。各種の奨学金や学費免除の制度がありますが,十分整備されているとはいえません。
他方,予備試験は,これら時間や経済的な負担を軽く済ませることができますが,独学となる上,合格率が非常に低い現状です。法科大学院を卒業して,新司法試験に合格できればよいのですが,不合格となった場合には,特に社会人経験もなく30歳目前となっているため,就職活動も厳しいという現実があります。
私は,法科大学院の1期生として修了しました。運良く新司法試験に合格することができ,弁護士として働かせていただいています。
弁護士になったのが社会人としてのスタートにもなったのですが,社会に出てから日々周囲の方々に助けられていることを実感しています。身近な法律事務所の先生方や職員だけでなく,お会いするさまざまな方々に支えられていることに感謝する日々です。弁護士の仕事をとおして,少しでも社会の役に立てるよう努力していきたいと思います。