9月29日と30日はロータリー三昧でした。29日は香川分区米山協議会に参加しました。30日は地区の会員増強セミナーとロータリー財団セミナーに参加しました。
米山協議会で配布された資料を紹介します。8月31日現在の当クラブのロータリー米山記念奨学会に対する寄付金の総額は4765万3250円で地区内第1位でした。第2位は高知クラブの4512万8900円です。その差は250万円ですが,普通寄付の単価でも,会員数でも高知クラブの方が当クラブより多いので,第1位の地位は安泰という訳ではありません。当クラブは,特別寄付金の額が多いです。
客話「創造都市・高松市に向けて」
ROOTS BOOKS代表 小西智都子
高松市は今年4月に「創造都市推進局」を新設しました。
創造都市推進局とは、高松市のブランドイメージを確立し,広く発信していくシティプロモーションを積極的に展開するため、産業、ものづくり、文化、観光、スポーツに関する施策を総合的に推進する組織として新設されました。要はこれまでバラバラにやってきたものを一つにまとめようということです。
目指す概念は、「創造性豊かな海園・田園・人間都市へ」のテーマの下、文化芸術などの持つ創造性を生かしながら、農業なども含めた産業振興や地域活性化、コンパクトで美しいまちづくりなど、個々の取組の調和のとれた推進を行い、都市的利便性と潤いのある海や田園の穏やかさが,共に享受でき,人々が幸せを感じられる,人間中心の都市のことです。
一口で言えば「市民一人ひとりが創造的に働き、暮らし、活動できる都市ですが、具体的な海外の例ではピカソ、ダリ、ミロなど現代美術のスペイン・バルセロナや音楽・大道芸などのフランス・ナント市が挙げられます。
古くさい街のイメージから近代都市へチェンジしたロンドンの場合は、デザイン・クリエイティブ産業、知的財産権の活用を通じ富と雇用を創造する可能性を持つものを「創造産業」に指定して振興を図っています。
国内では金沢市の伝統的街並みともの作り文化財や景観を保存し、都心に博物館、工芸作家のアトリエやショップを集め展開しています。
では高松市が創造都市になるにはどうすれば良いのでしょう?
21世紀の世界の産業は観光産業がGDPの1割を占めるといわれます。その為には他の都市と比較して魅力ある都市にしなければならないと思います。
古くからの著名な観光地でも例えば栗林公園も観光客に来て貰う価値のあるコンテンツが必要で、有名だから来るのではなく、行けば楽しい体験が出来ることを創造することが重要です。
その為には自分地の住んでいる地域を良く知り、市民が楽しんでいることを観光客も体験したいというコンテンツを積み重ねていくことです。
今日は、豊田さんから「米山奨学 すばらしい贈り物」という題で卓話をしていただきます。
もうひとつすばらしい贈り物がありました。それは、山中教授のノーベル賞受賞です。うれしい限りです。山中教授の命名したiPS細胞という言葉を、みなさん新聞やテレビで目にしたり、耳にしたりしていることと思いますが、今ひとつ分からないところです。
向井攻一さんにその英語の意味を解説していただこうと思います。「Inducedは、誘発されたところのという意味です。Pluripotentのpluriはplural(複数形)に似ています。potentは能力のあるという意味です。Stemは根幹という意味。誘導(人工)多能性幹細胞という訳になります。」(要約)向井さん、解説ありがとうございました。
米山記念奨学委員会 委員長 豊田 章二
映像を貫く一筋の道、一本の柱、それは、未来にかける平和の懸け橋 「米山記念奨学事業を支えるのはあなたです!」
ロータリー米山記念奨学事業とは、全国のロータリアンからの寄付金を財源として、日本で学ぶ外国人留学生に奨学金を支給し、支援する国際奨学事業です。
将来、日本と世界を結ぶ懸け橋」となって、国際社会で活躍し、ロータリー運動の良き理解者となる人材を育成することです。これは、ロータリーの目指す“平和と国際理解の推進"そのものです。
米山奨学生の張さんからは「米山奨学生として、お金の心配をすることなく勉学に専念できました。半年間の時間はあっという間でした。この思い出を大切にします」と謝辞がありました。
今日は、香川県立高等技術学校校長の石垣博子さんに職業訓練について客話をいただきます。石垣さんは、わがロータリークラブのメンバーについて、高松の経済界をリードする方々ばかりであると言って下さいました。
職業活動を通じ奉仕を目指すロータリアンとしては、お世辞でもうれしい限りです。身を引き締めて、職業訓練を通じて経済発展の基礎を作る現場についてのお話をお聞きしたいと思います。後ほど、よろしくお願いします。
香川県立高等技術学校 石垣 博子校長
職業に必要な労働者の能力を開発し社会の発展に寄与することを目的とする職業能力開発促進法によって、香川県立高等技術学校が高松校と丸亀校の二校設立されています。
カレッジコースでは2年間の教育訓練で産業界の求める物づくりに邁進する技術者を送り出しています。教育目標は、地域産業を支える実践的な技能者の養成、創造的な技術者の育成です。
カレッジコースの他に若年の求職者を対象にしたてくにかるコースや離職者を対象にアビリティコースがあって、それぞれの目的に応じて技能・技術を身につけ、訓練終了後は直ちに仕事に就けるように努力しています。特に県内企業の協力を得てインターンシップを行っており、職場部もうまく適応できるように人間関係の構築についても心掛けています。
毎年若年者ものづくり競技大会が開催されており、今年度は8月7日(火)~8月8日(水)に開かれ、機械製図(CAD)部門への参加で第1位の厚生労働大臣賞を受賞しました。この金メダル受賞でもお分かりのようにキャドシステム科をはじめ電気、建築、自動車工学など全国的にもレベルの高い訓練生を養成して職場に送り出しています。
県内企業からの物づくり技術者の求人は多いが、一方で手も油まみれ身体も汚れるいわゆる3Kは敬遠されがちですが、県内企業のニーズに応える努力をしています。介護分野でも求人が多く各部門で在校中に可能な限り資格が取得できるように職業能力を身につけられるよう訓練をしています。是非皆様方の企業でも高等技術学校へ来て頂き優秀な訓練生を採用して下さいますようお願い致します。
高松南ロータリークラブの会長の任期の3分の1になっています。例会の前に、髪を切ってきました。
私としては、身も心も、クラブに捧げている意識から、品位あるクラブの会長としての身だしなみを考えてのことでしたが、誰からも声をかけていただいていません。例会後で結構ですので、優しく声をかけていただけたら幸いです。
今日の客話は、香川いのちの電話評議員の蓮井孝夫さんに「命の輝きを見つめて」と題してお話をしていただきます。食事中に会話させていただいたところから、具体的で、説得力のある内容のお話をお聞きかせいただけると思います。楽しみにして下さい。
香川いのちの電話 評議員 蓮井 孝夫氏
ここ毎年、自殺者は交通事故死者を上回っている。50歳代が多数を占めていた自殺者がバブル崩壊以降30歳代40歳代50歳代の順になってきている。職場で一見元気そうに働いている人々です。対人関係や通院歴等をベースに職場の問題や家族関係に行き詰まりの末に自殺を選択している。
いのちの電話のボランティアは大きな指導訓練をうけている。
①傾聴=相手が話す言葉の向こう側にある心の言葉を見い出す
②受容=事実関係の中にある問題を一緒に考えるよき隣人たれ
③共感=同情ではなく評価を与える。
いのちの電話からみえる若者像として、人間育てに失敗している。父親像が希薄である。社会的ルールを教えられていない。言葉づかいがなっていない、ごめんなさい・ありがとうの次がない。敬語がわからない。しかられた経験がない、だから職場で叱責されると乗り越えられない。
解決能力が低い、考えて行動に移せられない、乗り越えようとの意識が希薄である。
今や、世界一予習復習をしない大学高校専門学生の輩出。こんなことで今後、健全な家庭生活を築けるのか?若者の自殺を防ぐには、地域や家庭と連携して自然と深く接して、人間力をつくる環境・仕組みを共につくっていきましょう。
9月まで高松南ロータリークラブの会員であった香川正信さんが,昭和を60年,平成を24年生き,10月28日に亡くなりました。香川さんの通夜,葬儀・告別式で,3人の娘さんの名前を知り,香川さんの人柄に改めて感心しました。自分の名前を分けて信子と正子,奥様の名前から一字をとって美子と名づけられました。いかにも香川さんらしいまっすぐな命名だと思います。
香川さんの当クラブへの入会は,昭和46年4月ですので,会員歴は40年余りになります。夏の家族会に出席するのを楽しみに一生懸命治療を受けていたということでした。棺の中では,ガバナー月信や週報などと一緒でした。香川さんはロータリー愛を貫かれました。
私が,そのことについて話したのは,今日が,新会員歓迎会だからです。新会員にロータリー愛を貫く決心をしていただく一助となれば幸いです。
親睦活動委員会委員長 熊田 浩
高松センチュリーホテルで10月31日(水)、秋季新会員歓迎会を開催しました。
例会は冒頭、10月28日(日)ご逝去された、故香川正信会員に黙祷を捧げ、吉田会長による追悼スピーチで厳かに開会しました。ロータリー在籍40年超の大先輩のロータリーへの思いを新会員ならびに我々会員が引き継いでいければ故人への何よりの供養となるでしょう。
新会員歓迎会は、5月入会の服部 俊和会員、8月入会の高島 秀樹会員、岡 隆夫会員、松木 リカ会員、当日会員告示されたばかりの谷口 佳三会員の5名を対象に、服部会員を除く4名が参加されました。
新会員の自己紹介や会員からの質疑応答、紹介者から新会員への温かい励ましの言葉を頂き、和気藹々と執り行われました。2次会は松木会員の「CUORE」で服部会員も合流し、みなさん美声を披露するなど、賑やかに過ごしました。新会員各位のロータリーライフが充実し有意義ならん事を祈念いたします。