6月18日(水)第49回例会

アイルランド国家/日本国家斉唱

会長挨拶               マスウド・ソバハニ会長

H.E. Mr. John Neary, Ambassador of Ireland to Japan

Your Excellency, Ambassador John Neary

It is truly a great honour for the Takamastu South Rotary Club that you generously accepted our invitation to attend our meeting today. Your presence is the culmination of the first series of meetings in which six Ambassadors have graced our Club.

As I am sure you know well, Mr. Ambassador, Rotary Clubs are established in hundreds of countries, with over 30,000 clubs and more than one million members worldwide. We are made up of neighbours, community leaders and global citizens of various race, colour, creed, gender, political and religion affiliations. We come together not only for friendship but more importantly to work together, passionately and selflessly, for the betterment and prosperity of all humankind.

I understand your Excellency that you are particularly fond of music, and so I think it is particularly apt that we talk about the beautiful music that humanity has the potential to play. As musicians in this great orchestra of mankind we are all, of course, different instruments – each with our unique sounds and notes. Yet, it is only when we come together, in all our magnificent diversity, but playing from a single music sheet, that we can raise the most delightsome melody that can touch the hearts and inspire the actions of all those who hear our music. Indeed, music is known as the ladder of the soul. However, our world is now in great pain and difficulty. Some instruments are playing their own tune, a few are trying to drown out the sounds of the rest, while some just delight in reading the notes but make no sound. However, it is not through the suppression of differences that we will achieve this unity, but rather by a greater respect for the intrinsic value of each individual. It is not diversity that is the cause of the world’s problems, but our immature attitude towards it, and our intolerance and misconceptions of others.

Mr. Ambassador, we are certain that this concept of the unity in diversity of mankind can best be promoted by breaking through the shackles of prejudice and enmity, and forming greater bonds of friendship and cooperation – such as by meetings like today. As I am sure everyone knows, in 2012 Ireland was ranked as the seventh most developed nation in the world (by the United Nations' Human Development Index), and so there is much for us to learn about the great Republic of Ireland, and there are many ways that we can begin to make great music together.

It is therefore with great joy that we welcome you, your Excellency, to our great city of Takamatsu, and hope that this will be a new start of friendship and cooperation between us.

 

アイルランド駐日大使 ジョン ニアリー 閣下

私たちの招待を快諾し、今日の例会にご出席いただきましたことは高松南ロータリークラブにとりまして誠に大きな名誉なことと存じます。あなたのご出席は6名の大使にご臨席いただいた例会の中の頂点となっています。

大使閣下もよくご存じの通り、ロータリークラブは世界中の何百もの国々に、30,000以上のクラブ、1,000,000人以上の会員数で活動しています。我々は隣人や地域のリーダー、地球市民から成り立っており、それぞれは人種や皮膚の色、信条、性別そして政治、宗教的な関係など様々な人たちの集まりです。我々は集まって友情を深めるだけではなく、すべての人類のために社会が改善され、繁栄するように、情熱をもって、無私の心で活動しています。

閣下が音楽に造詣が深いことはよく存じていますので、今日は人類が演奏することができる美しい音楽について話すことが適当かと思います。我々はこの人類という巨大なオーケストラの中の一人のミュージシャンとして、それぞれが異なった楽器を演奏し、それぞれがユニークな音色や響きを持っています。しかし、たとえ一つの楽譜を演奏するにしても、われわれ全員の素晴らしい多様性が一緒にならなければ、ほれぼれするようなメロディ―を奏で、それが聞いている人たちの心に響き、何か行動を起こさせようということにはならないのです。実際、音楽は魂のはしごであるといわれています。しかしながら、われわれの世界には今、大きな痛みや困難が存在しています。一部の楽器が勝手に曲を演奏したり、またいくつかのグループが他のグループの音を掻き消そうとしたり、ある人たちは楽譜を読むのは得意だけど音を出すことができなかったりします。この調和を獲得するために必要なものは、意見の相違を抑え込もうとするのではなく、個人それぞれが持っている本来の価値を大いに尊重することだと思います。世界に起こっている諸問題の原因は多様性ではなく、それに対する我々の未熟な心構えであり、寛容の精神の欠如であり、他人についての誤解なのです。

閣下、人類の多様性の中で調和を図るというこのコンセプトは、偏見や憎しみという足かせを取り払い、今日のこの例会のように友情と協力の強い絆を形成することによって最もうまく推進されるのです。皆様ご存じの通り、アイルランドは2012年に世界で最も成長した国の7番目(国連の人間開発指数より)にランクされました。そこで、この偉大な国アイルランドについて我々が学ぶことは多く、素晴らしい音楽を一緒に作り始めることができる方法がたくさんあると思います。

閣下、それゆえにこの瀬戸の都高松にあなたをお迎えできたことはとても大きな喜びであり、この出会いが私たちにとって友好と協力の新しいスタートとなることを希望します。

ありがとうございました。

 

加藤 琢二様(神戸RC)例会訪問

バナー交換しました。

和田青少年奉仕委員長

6/14・15 RAC地区大会に多くの会員に登録・出席頂き、有難うございました。

客話 「アイルランドについて」

               ジョン ニアリー大使、キャサリン夫人

アイルランドは人口467万人、言語は英語とアイルランド語です。EUに加盟していて通貨はユーロです。国花はシャムロック(クローバ)、コインのマークはハープです。メキシコ湾流による温暖な気候と美しい自然に恵まれています。首都ダブリンは赤レンガのメトロに幾何学デザインの新建築が融和しています。

ノーベル賞作家が4名、日本ではジョナサンスイフトのガリバー旅行記、ラフカディオ・ハーンが有名です。

世界遺産3件の古代遺跡も有ります。Newgrangeはエジプトのピラミッドより古い5000年前のものです。

セントパトリックスデーの祭りは盛大です。高松でも開催したことがあります。文化はケルト民族由来の芸術品、書物が中心です。

スポーツはゲーリックフットボール、ハーリング、ゴルフ、サッカー、競馬が盛んです。

経済では、農業国からIT・製薬・シルバー産業で世界のリーダーに成長しつつあります。アメリカはじめ多くの外資の投資が盛んです。若く教育水準が高く、英語を母国語としていることが強みです。治安が良いこと、フレンドリーな国民性も幸いしています。

2005年天皇皇后両陛下がご訪問されました。昨年6月には安倍首相がアイルランドを訪問され、Keny首相が12月に返礼訪問し、両国はより緊密になっています。

外交樹立50周年では東京タワーをアイルランドグリーンでライトアップしてもらいました。今後、両国のより盛んな交流に発展しますように。

 

Club Banner
Club Banner

 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

アクセスカウンター