RI第2670地区地区大会 2009.4.11~12

地区大会、盛況裏に終了-感動を与えた宮本亜門さんの記念講演-

 国際ロータリー第2670地区(四国)の地区大会が2009年4月11日(土)と12日(日)、高松市のサンポートホール高松で開かれ、地区内外および国外からおよそ2400名のロータリアンが参加しました。
 大会第1日午前中は、地区内74ロータリークラブの会長・幹事協議会が開かれ、2007-08年度会計報告、大会決議案などが審議されました。
 次いで「ロータリーにルネッサンスを」をと題して西村栄時パストガバナー(岩国西RC)が基調講演を行い、「ロータリークラブは今、出席率・マナーも低下し、決議23-34のお蔵入りは免れたものの職業奉仕が軽視されている。ロータリーの変えてはならないものは「超我の奉仕」「職業奉仕の精神」であり、現在ほど.職業倫理・道徳を必要するときはない」と話されました。

徳島眉山ロータリークラブ
徳島眉山ロータリークラブ

 午後1時、豊田章二ガバナーの点鐘で本会議第1日が始まりました。

昨年1年間に亡くなれた会員に参加会員全員で黙祷を捧げました。

 そして各分区のガバナー補佐が、会場の参加ロータリークラブを紹介、特に2月13日にRIから認証された新クラブ「徳島眉山ロータリークラブ」がガバナーから促されて全員ステージに登壇、晴れがましく紹介されました。

豊田章二ガバナー
豊田章二ガバナー

 ついで豊田章二ガバナーは「本年度のRIのテーマは「夢をかたちに」であり、地域社会の未来ある若者や子どもたちに対して夢を実現するプロジェクトに力を入れている。公式訪問では四国88ヶ所札所巡礼に準えて私もロータリーの修行の気持ちで四国の各クラブを回らせていただき、得ることも多かった。地区大会では会員相互の交流や情報交換を深め、心に残る大会としたい」と挨拶しました。
また、国際ロータリー会長代理として出席された朱秋龍(シュ・チュウロン)さん(第3500地区パストガバナー)は、「第2670地区が毎年実施している青少年交換プログラム、ローターアクトやインターアクトの素晴らししプログラム、更にWebを通じて各分区のインター・シティー・ミーティングを知ったが、それぞれ講演者が今年度のロータリーテーマ「夢をかたちに」についていろいろなミーティングを行っていた。またこの不況下で会員増強についても、新しいクラブ結成と会員純増数102名と日本国内34地区中、第一位という成果を挙げている。豊田ガバナーおよび次年度のガバナーは一丸となって活動を続けて欲しい」と激励の挨拶をされました。

深川純一パストガバナー
深川純一パストガバナー

 「永遠の課題・職業倫理」と題した深川純一パストガバナーの基調講演では、「古代ローマ帝国が崩壊直前にローマ法という素晴らしい法律を作り上げていたが、ローマ法に内在する思想が良質であったが故にその後1700 年の時代を経てなお、我国の民法第206 条に所有権の規定として載っている。『一業一会員制』という一旦失われたロータリークラブの職業倫理もやがて復活するときが来る。ロータリーの原理・原則は今失われてしまったが、ロータリーに起死回生の道はあるのだろうか。それには職業奉仕の中核である職業倫理を高める必要がある。」と述べました。

大会1日目の夜は、会場を全日空ホテルクレメント高松大ホールに移して懇親会が催されました。懇親会には、朱秋龍RI会長代理ご夫妻のほか、渡辺好政RI直前理事、黒田正宏RI理事エレクトなど国外、地区外からの参加者が杯を挙げて友情を深めました。沖縄民謡の我如古より子・我如古絵美さんの三線と唄で盛り上がる中、外国からのパストガバナー夫妻や朱秋龍夫妻もステージに上がって沖縄のリズムに合わせて踊り、楽しみました。

表彰セレモニー
表彰セレモニー

 大会2日目の12日(日)は、表彰セレモニーから始まりました。「RI会員増強・拡大賞」が、朱秋龍会長代理から稲山三治直前ガバナーに贈られ、「RI会員増強・拡大賞、最高増加率」クラブとして美馬ロータリークラブが、「最多数の新会員入会」クラブとして中村ロータリークラブがそれぞれ表彰されました。
名誉ある「ガバナー賞」は、高知東ロータリークラブ、観音寺ロータリークラブ、個人として西条ロータリークラブの白木秀典さんが豊田ガバナーから表彰されました。
このあと大会決議案が発表されて採択され、次いで地区指名委員会の飯忠悟パストガバナーから、ガバナーエレクト(2009-10年度のガバナー)岡内紀雄氏およびガバナーノミニー(2010-11年度のガバナー)亀井義弘氏が紹介され、それぞれ挨拶をされました。

手に手つないで大合唱でフィナーレ
手に手つないで大合唱でフィナーレ

 次年度の地区大会のホストクラブの高知西ロータリークラブ会員が「奉仕と友愛、自然豊かな龍馬の土佐で」の横断幕をステージ一杯に展開、2010年3月13日(土)と14日(日)は高知県での地区大会に参加をとPRしました。ロータリーソング「手に手つないで」の大合唱で幕を閉じた地区大会は、このあと一般公開をして演出家の宮本亜門さんが記念講演を行いました。「違うから面白い、違わないから素晴らしい」と題しての講演は、自分の居場所をなかなか見つけられなかった多感な高校時代から現在世界的な演出家としての自分の居場所が定まるまでの生き方をユーモアも交えて語り、「夢をかたちに」のテーマに相応しい感動的なものとなり、参加ロータリアンからの質問にも丁寧に応じるなど意義深いものとなりました。

Club Banner
Club Banner

 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

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