2014-15年度 佐々木 善教ガバナー公式訪問

2014年9月10日(水) 公式訪問例会 スピーチ

RI2670地区 佐々木善教ガバナー

2014-2015年度RIテーマは、 Light upRotary「ロータリーに輝きを」です。

 

「世界には、問題が山積となっており、大勢の人たちが助けを必要としています。しかし、自分にできることはないと言って、何もせずにただ座っている人が大勢います。これでは、何もかも暗闇のままです」と、ゲイリーC .K . ホァン会長は呼びかけています。

自分自身の置かれたその場所や立場で出来うる最善を尽くせば、一人ひとりが光り輝く人間となり、 さらに明るく照らされた社会を実現することができるのではないでしょうか。このことは、 皆様の職業を通しても当てはまることであり、 全てに共通する大切な人生観とも言えるものです。

このような心豊かな人々が集まれば、 地域社会を、日本を、さらには世界を輝かせることができると思います。この想いを地区のテーマにさせていただきました。

次に、2014-2015年度地区運営方針について説明させていただきます。

⑴クラブ、分区、地区などの行事には積極的に参加し、友人を作りましょう

私は、ロータリーの根源は友愛にあると思っています。これは親睦とクラブ奉仕に関わることです。会長・幹事はじめ、ベテラン会員の方々は 入会歴が浅い会員、又出席が少ない会員に対し、IMや地区大会などの諸行事に参加することを促し、新たに友人ができるように導いてあげてください。友人ができれば、ロータリーの活動に参加することが楽しくなり、自ずと前向きになってくるものです。

⑵職業奉仕を通して、 互いの職業理念などを学び合い、 自らを高めましょう

ロータリアンが円滑に活動をするには、奉仕の基盤ともいえる仕事が順調であることが前提です。クラブで会員の職業を互いに理解し、職業理念や人生観まで分かち合え、自らの職業に生かしたいということも、実は会員、特に比較的若い第一線で働いている会員のニーズとして潜在的にあるのではないでしょうか。

⑶社会奉仕を通して、地域のために何ができるかを見出しましょう

全国、地区内に、地域に密着した素晴らしい活動事例が沢山あります。それらをヒントに、 地域社会が何を必要としているのか、どう支援できるかを考えてみましょう。

⑷国際奉仕を通して、他国の文化や慣習に対する認識を深めましょう

国際交流の一環として、青少年交換の活動に進んで参加し、多国間の相互理解を深め、次世代のグローバル社会に通用する若者を育てましょう。

水からプロジェクト(2530地区、 福島の震災被災者へ癒しの水を送る事業)も継続していきたいと思います。

⑸青少年活動に支援をお願いします

リーダーは誰しも最後の仕事として、また最も責任のある仕事として、今まで築いてきた有形無形の価値を後世に受け継いでくれる人材を育て、バトンタッチをするという大きな使命があると思います。これは、家族や会社、地域や国家においても同様です。今の時代を生きている我々だけが良ければいいのでなく、次世代を担う青少年、若者を育て、より明るい未来を創造していけるように日頃から努めることは、我々の使命だと思います。青少年活動の根幹-ロータアクト、インターアクト、RYRA-これらに参加する青少年を増やしましょう。しかし、ただロータリアンが一方的に関わり、与え、守るだけではなく、各クラブの例会や行事に、若者が参加しやすいように配慮し、積極的にロータリアンと接することができる機会を増やしていただきたいのです。そして将来、この若者たちがいつの日かRCに入会してくれるように導きましょう。

⑹ロータリー財団にご寄附を。その資金を世界に地域に有効活用しましょう

ポリオ完全撲滅に向けてご寄付の協力をお願いします。WF(ワールド ファンデーション)での効果的な活動などが伝わる広報を充実してください。WFとは国際財団活動資金であり、寄付した年次寄付額の50% がWFに充てられ、世界各地で広範囲にわたり、教育的・人道的財団活動に使われています。「未来の夢計画」(2013年度開始)を積極的に活用し、ロータリー財団がもっと身近なもの、自分たちのものだという自覚を強めてください。そして、毎年同じ事業だけでなく 地区補助金を活用して、地区の活性化を行うために必要なものが他にないかクラブ内で議論し、新事業を企画、実行してください。

⑺ロータリー米山記念奨学事業を通して、日本と世界の架け橋になる人材を育成しましょう

奨学生とコミュニケーションを積極的にとっていただけるよう、クラブで協力をお願いします。また、当事業は皆様の寄附によって支えられていますので、よろしくお願いします。

⑻会員増強は義務ではなく、現会員がRC活動を楽しむ最適な手段のひとつです

会員増強と聞くたびに、クラブの大きな課題とは言え、またかというような気持ちになっていませんか。何か、義務感が先に立って、本来の意味が薄れているのではないでしょうか。また、増強の手法はもう言い尽くされたくらい存在するかもしれません。ここで、ちょっと原点に戻って、もっとシンプルに考えてみましょう。

「皆さん、ロータリーに入会して良かったことは何ですか。」そのような質問をすると、現会員は大多数「RCに入会していなかったら知り合えることのない、素晴らしい人生観や職業理念を持っている会員と家族のような付き合いができて、非常に良かった」とおっしゃるのです。ならば、家族のような一生の付き合いができる会員をもっと多く互いに紹介し合い、新会員を増やし、共により豊かな人生を送り、入会して良かったと、いつまでも感じることのできるクラブに高めてみてはいかがでしょうか。「新たな会員との出会い」は、 皆さん個々がRCを楽しくする最適な手段のひとつだと思います。「RCに入会して、素晴らしい友人を増やしませんか」と声をどんどん掛けていきましょう。

⑼広報、ITを通してRC活動を社会に認知していただき、誇りとやりがいを見出しましょう

地区、各クラブともに素晴らしい事業を数多く行っています。ただ残念なのは、皆様の地域に、余り認知されていない事業も多いのではないでしょうか。地域の方に認知していただくことによって、「素晴らしいですね。がんばっていますね。応援しています。」と家族から、友人から声をかけていただくだけで、正直嬉しいものです。そのことで、誇りとやりがいを感じ、また頑張ろうという気運も湧いてくるのではないでしょうか。そして、地域に協力の輪が広がり、ロータリー外の支援者ができるようになっていくと、さらにロータリー活動の地域貢献力が高まることは言うまでもありません。

以上、私の地区方針を掲げさせていただきました。これらの内容は、以前より皆様から頂いているご意見ばかりで、決して斬新なものではありません。又、各クラブでも、既に上記のどれかに当てはまる素晴らしい事業に取り組まれております。

しかし、どのような組織でも、現状維持で満足してしまうと徐々に衰退の方向になってしまいます。ロータリアンの皆さん、ご自身が実行したいと考える目標を掲げ、個々の光を集めて、その目標を照らしましょう。そうすることで、クラブはもとより、地域を、国を、さらには世界をも輝かせることができるのではないでしょうか。この1年を素晴らしいものにしましょう。

佐々木善教ガバナー公式訪問アルバム -2014.9.10-

Club Banner
Club Banner

 クラブバナーのデザインは、創立時のテリトリーのシンボル的存在だった栗林公園の「箱松」とロータリーのエンブレムを組み合わせたものです。

 箱松とは、その名の通り箱のかたちを装った松。樹芸の粋を極めた箱松は、ほかには見られない特別名勝 栗林公園ならではの景観をつくっています。

アクセスカウンター