東日本大震災で町内66パーセントの家屋が全半壊した岩手県大槌町の通学路にロータリークラブが支援したソーラー街灯50基の設置事業が落成し2012年7月20日、役場仮庁舎で記念式典が行われました。
高松南ロータリークラブは、創立55周年事業の一環として1基分を贈呈、篠田日出海前幹事が出席し7月25日の例会で報告しました。
津波で電柱も道路も流され街灯がなくなってしまい児童達は日没後懐中電灯を持たなければならない不便な状況になり、交通事故や犯罪防止と町民の未来への希望のため、盛岡西北ロータリークラブが通学路へ50基のソーラー街頭の設置に取り組みました。
1基35万円の事業は1クラブでの支援には限界があり全国のロータリークラブへ協力を呼び掛けました。呼び掛けに呼応した大阪柏原・東京小金井・高松南など台湾・韓国を含む国内外34ロータリークラブの参加よって50基のソーラー街灯が完成しました。
記念式典では完成記念パネルが盛岡西北RC守屋和彦会長から大槌町の碇川豊町長に贈呈され、また大槌町長から RI2520地区小野寺則雄ガバナーへ感謝状授与されました。
高松南ロータリークラブでは、クラブ創立55周年記念事業として僅かでも役に立てればと2011-12年度の理事会で協議して可決しました。電源不要のソーラー街灯設置には、1基35万円の費用が掛かりますが、ソーラー街灯の支柱にはロータリーのエンブレムと支援クラブ名が刻まれました。
東日本大震災復興事業ソーラー街灯設置事業は、地元テレビ局で“通学路が危ない!”として放送され番組の反響に触発された盛岡西北ロータリークラブは、今年度大槌町のほか山田町と釜石市にもそれぞれ50基のソーラー街灯の設置を計画しています。総費用約5千万円は、RI第2520地区内52クラブをはじめ全国からの支援クラブを募集しています。
(報告:2011-12年度 篠田日出海幹事)